バブリーダンスの伊原六花が昭和の“バブル女子”熱演 「グッときた」劇中のセリフとは
女優の伊原六花が、出演するNHK放送のドラマ「東京ブラックホールIII 1989-1990 魅惑と罪のバブルの宮殿」について、見所などをインタビューで答えた。
初共演の山田孝之は「ずっと宇宙の話をしていた」
女優の伊原六花が、出演するNHK放送のドラマ「東京ブラックホールIII 1989-1990 魅惑と罪のバブルの宮殿」について、見所などをインタビューで答えた。
同作は俳優の山田孝之が主演を務め、過去にタイムスリップしてさまざまな人々と出会い、その時代の生活を実際に体験する内容となっている。実際に当時撮影した映像も使用する臨場感あふれる演出も見どころに。これまでの放送で、「戦後ゼロ年」と「前回の東京オリンピックの年」にタイムスリップして、高度成長期の日本の文化を取り上げている。
今回は、日本経済が最も加熱したバブルと呼ばれる1989年から90年にタイムスリップ。国民の所得も上がり、日本中が多幸感にあふれていた時代から転落までを描いている。
伊原は、キャバクラで働きながら一発逆転を夢見る俳優の浅香航大が演じるワタルの恋人・ひふみとして出演する。
登美丘高等学校ダンス部のキャプテンとして、「バブリーダンス」を披露し一躍有名になった伊原。バブルとも縁が深い中で、今回のドラマに出演したことについて「ダンスを踊った時にバブル時代を調べたのですが、実際に崩壊するところまでは知りませんでした。今回、その時代を生きていた人たちに触れて、自分の中でバブルに対する印象がすごく変わりました。ひふみには、『わたしを踊らせるのはお金じゃなくて自由なんだよ』というグッとくる台詞もあって、女性の力強さやパワーを感じられる作品になっています」と明かした。
共演した山田については、「とにかく色々な知識がある方です。撮影の合間は、ずっと宇宙の話をしていました(笑)。時事問題なども自分の意見をしっかりと持っていて、役に活かしているところがすごいと思いました。山田さんに影響を受けて、いろいろなことに興味をもつようにしています。あと、山田さんが飲んでいるクエン酸をもらったりと、撮影以外の部分でも楽しく接していただきました」と話した。
今回の伊原はバブル時代らしい派手な衣装を着ているが、「バブリーダンスを踊った時はスーツだったのですが、今回のドラマではニットのワンピースだったり、今着てもかわいいデザインの衣装になっています。派手な髪型や濃いメイクは、学生時代を思い出してワクワクしていました。撮影が終わってほしくないなあ、と思うくらいに楽しかったです」と説明した。
撮影では当時の映像と重ねるためにグリーンバックを使用したと話し、「複雑な撮影でしたが、実際に合成された映像を現場で見ながら撮影できたのでやりやすかったです。ただ、山田さんの撮影は、当時の映像との掛け合いとかもあったのですごく難しそうでした」と裏側を明かした。
最後に見所として、「ドラマには当時のドキュメント映像も入っているので、バブル時代をわかりやすく知ることができる作品になっています。この時代のギラギラしたパワーを感じてもらえたらうれしいと思います」と締めくくった。
「東京ブラックホールIII 1989-1990 魅惑と罪のバブルの宮殿」は、NHK総合で5月1日午後9時から放送される。