史上初の大型LEDディスプレイ搭載ガシャポン 開発費に1億円超、2M超の巨大な販売機
バンダイは25日、都内にあるガシャポンのデパート池袋総本店でガシャポンの歴史と進化を体験できる 「バンダイ ガシャポン 1977→2022」取材会を行った。当日は、新商品「1/12 ガシャポンステーション」のほか、同社初のカプセルトイ自販機「BVM100」と未来のガシャポン自販機のコンセプトモデル「GASHAPON ODYSSEY」を会場に設置した。
「カプセルトイ市場を広げていきたい」と今後の抱負
バンダイは25日、都内にあるガシャポンのデパート池袋総本店でガシャポンの歴史と進化を体験できる 「バンダイ ガシャポン 1977→2022」取材会を行った。当日は、新商品「1/12 ガシャポンステーション」のほか、同社初のカプセルトイ自販機「BVM100」と未来のガシャポン自販機のコンセプトモデル「GASHAPON ODYSSEY」を会場に設置した。
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1977年に展開した「BVM100」は看板部分も含めて高さ約138センチのガシャポンで、赤を基調としたシンプルなデザイン。対して、「GASHAPON ODYSSEY」は1億円以上の開発費をかけた2メートル超えの巨大な自販機だ。ガシャポン史上初となる大型LEDディスプレイを搭載し立体的な映像体験を可能にした。
「GASHAPON ODYSSEY」を開発したバンダイ ベンダー事業部 事業開発チームマネジャーの近藤創さんは「バンダイのガシャポンブランドをより広く知ってもらおうということで開発しました。“未来を旅する宇宙船”をコンセプトで、ガシャポンを50年後、100年後まで続けていきたいという思いを込めました」と開発の経緯を説明し、「できればこの『ODYSSEY』でもキャラクターとのコラボも行っていきたい」と意気込みを語る。
ガシャポンのデパート池袋総本店では2023年2月28日まで、「ガシャポン45周年記念展示」を開催。キン肉マン消しゴム、通称「キン消し」から「鬼滅の刃カプセルラバーマスコット」までガシャポンの変遷を幅広く楽しめる。
近藤さんは「最初に導入した『BVM100』は物持ちがよくて80年代くらいまで使われていました。ただ、100円玉しか使えないのとカプセルが小さいものしか出せないので使い勝手があまりよくなかったんです。だんだん進化するようになって、大きなカプセルも入るようになり、だんだん300円、400円、500円といったものが主流になっていき、大人や女性の方でもご購入いただくようになりました」とガシャポンの歴史を説明。
さらに「今もほとんどの自販機はアナログです。それはそれでよさがある。電源がいらないのでコストは低い。どこにでも設置することができる。ですが、データが取れず、キャッシュレスに対応していないというデメリットもあります。弊社では自販機自体を作っているのが強み。カプセルトイ市場を広げていきたい」と今後の抱負も語っていた
「ガシャポン」発売45周年プロジェクトの一環として、「BVM100」もラインアップした1/12スケール(高さ約6センチ)の「1/12ガシャポンステーション」を29日より随時発売。「GASHAPON ODYSSEY」はガシャポンのデパート池袋総本店とキャナルシティ福岡店にて、28日から2023年2月28日まで限定販売を行う。1回1000円で、キャラクターデザイナーの吉井宏氏が手がけたFIRE、WATER、SPACE、AIR、EARTHの全5種をラインアップする。