兒玉遥「何、この動きは?」 アイドル時代未経験のフラダンスに驚愕、2年ぶり舞台で挑戦

舞台「フラガール-dance for smile-」ではフラダンスを披露する【写真:荒川祐史】
舞台「フラガール-dance for smile-」ではフラダンスを披露する【写真:荒川祐史】

「お芝居やフラダンスを通して、『明日から頑張ろう』と思ってもらえたら」

 直近に控えているのが、舞台「フラガール」だ。「日向坂46」の潮紗理菜が主演を務め、フラガールのリーダー谷川紀美子を演じる。炭鉱の娘たちにフラダンスを指導することになる平山まどか先生役を矢島舞美、紀美子の親友でフラガールを目指す木村早苗役を太田夢莉(ゆうり)。兒玉は、舞台版オリジナルキャラクターの和美役だ。

「和美は、新婚さんでちょっと年が上の姉御肌といった役柄です。ほかのフラガールメンバーとは違って、和美は旦那さんと一緒に炭鉱で働くと決めたのですが、時代背景として石炭は終わりだと言われるようになり、苦渋の決断を経てフラダンスの道を選ぶといったイメージです。和美の背景について短い時間で表現しないといけないので、しっかり伝えられるよう努めます」と、役への熱い思いを語る。そして、「フラガールは、1人1人が覚悟を決めて、生きていくために必死になるところも描いているので、お芝居やフラダンスを通して、『明日から頑張ろう』と思ってもらい、元気になってもらえたらうれしいです」と意気込む。

 主演の潮とはほぼ初対面でコミュニケーションを重ねているといい、元「NMB48」の太田とも今回の舞台が本格的な顔合わせだ。「夢莉ちゃんは、私が思っていたイメージとしゃべった時の印象が全然違いました。夢莉ちゃんはファンの方からも『ゆーりたん』と呼ばれているので、妹キャラなのかなと思っていましたが、実際に会って稽古を一緒にしてみると、テキパキしている子だったのでギャップ萌えです。『えっ、こんな子だったの!?』と、いい意味の衝撃を受けました(笑)」と話す。

 アイドル時代に数多くのダンスに取り組んできたが、フラダンスは初めて。「アイドル経験があるので楽勝だと思っていたのですが、腰の動きがすごく難しいんです。『何、この動きは?』みたいな感じでびっくりで、初日のレッスンはへとへとになりました。舞台では、ゆったりしたダンスと激しいダンスの2種類をやるのですが、どちらにも違った難しさがあります。何歳になっても知らないこと、新鮮なことがいっぱいあるんだなと実感しました。チャレンジする機会をうれしく思っています」。自身にとって2年ぶりの舞台。ダンスにおいても新たな一面を見ることができそうだ。

□兒玉遥(こだま・はるか)1996年9月19日、福岡県生まれ。2011年7月10日、HKT48の第1期生オーディションに合格。16年の「第8回AKB48選抜総選挙」で9位に輝く。19年6月にHKT48を卒業し、女優としての活動を本格化。今年5月14日に新国立劇場 中劇場で開幕する舞台「フラガール-dance for smile-」では、舞台版オリジナルキャラクターの和美役として出演予定。2022年は4本の出演映画を控えている。また、今春に公式YouTubeチャンネル「こだまちゃんねる」を開設し、幅広く展開している。

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