衝撃KO防衛のフューリー、1分で2億4000万円稼いでいた 銀行口座には推定193億円

ボクシングのWBC世界ヘビー級タイトルマッチは23日(日本時間24日)、王者タイソン・フューリーが挑戦者ディリアン・ホワイト(ともに英国)を6回TKOで下し、2度目の王座防衛に成功した。ホワイトを押し倒すような衝撃的なKO劇が喝采(かっさい)を浴びたが、1分間で190万ドル(約2億4000万円)という規格外のファイトマネーも注目されている。スペイン紙「マルカ」が報じている。

タイソン・フューリー【写真:AP】
タイソン・フューリー【写真:AP】

引退示唆のヘビー級王者の金銭事情にスペイン紙注目

 ボクシングのWBC世界ヘビー級タイトルマッチは23日(日本時間24日)、王者タイソン・フューリーが挑戦者ディリアン・ホワイト(ともに英国)を6回TKOで下し、2度目の王座防衛に成功した。ホワイトを押し倒すような衝撃的なKO劇が喝采(かっさい)を浴びたが、1分間で190万ドル(約2億4000万円)という規格外のファイトマネーも注目されている。スペイン紙「マルカ」が報じている。

 ホワイトを終始圧倒し、最後は右アッパーを打ち抜き、押し倒すようにしてキャンバスに沈めTKO勝利。ウェンブリースタジアムに集まった9万4000人を熱狂させた。

 マルカは「タイソン・フューリーが最後の試合で稼いだ100万ドルの金額 プロボクシング界からの決別となるはずの試合で、キング・オブ・ザ・ジプシーは大金を手にした」と題した記事を掲載している。

 33戦32勝1分け、無敗という戦績に言及。33歳の最強王者はこの一戦で引退の意向を口にしているというが、記事中では“ジプシーキング”(フューリーの愛称)がすでに、推定1億5000万ドル(約193億円)とも言われる財産を銀行口座に持っているとしている。

 一方で今回のタイトルマッチのファイトマネーは4120万ドル(約53億円)で、うち約3330万ドル(約42億円)をフューリーが獲得したようで、「マンチェスターのファイターは、リングに立つごとに190万ドルを獲得したことになる」としている。

 記事ではヘビー級にはライバルがおらず、すでに大金を手にしていることからフューリーにとっては戦う理由がないと分析。ブランドの広告塔なども務めており、リングに上がらずとも広告費を稼ぎ続けられると結んでいる。

次のページへ (2/2) 【動画】右アッパーで打ち抜き、最後は相撲ばりの“押し倒し” フューリー衝撃のKOシーン
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