【POUND STORM】宇佐美正パトリック、まさかのスタミナ切れタイソンに0対3の判定負け

宇佐美正パトリック(EXFIGHT /LDH martial arts)が大尊伸光(フリー)に0対3の判定負けを喫した。

宇佐美正パトリック(左)が大尊伸光に判定負けを喫した【写真:山口比佐夫】
宇佐美正パトリック(左)が大尊伸光に判定負けを喫した【写真:山口比佐夫】

「POUND STORM」第9試合

格闘技イベント「POUND STORM(パウンドストーム)」(2022年4月24日、両国国技館)ライト級、5分3R

 宇佐美正パトリック(EXFIGHT /LDH martial arts)が大尊伸光(フリー)に0対3の判定負けを喫した。

 3R、パトリックの足が止まった。最後まで攻撃を続けたのはタイソンだった。

 1R、パトリックはジャブから入る。前蹴り、左フックを見せたところでタイソンにテイクダウンを許した。ケージ際で下の展開になるもすぐにポジションを反転。上になるとパウンドを落とした。その後もローキックやミドルキックを繰り出した。意外な動きがあったのは残り1分半ごろ、ジャブからテイクダウンを奪いにタックルに入った。

 2R、左ハイキックから入っていく。テイクダウンを奪われる展開になるとグラウンドでは防戦一方に。ノースサウスチョークからダースチョークとタイソンに好きにさせてしまった。

 3R、パトリックのスタミナが切れかけた。左リードフックなどを当てるも単発になってしまう。後一歩が出ない。肩で大きく息を吸う姿が印象的だった。

 35歳のタイソンは、修斗を主戦場にしており18戦13勝5敗の戦績を持つ中堅ファイター、現在ランキングは1位だ。。RIZINでの参戦経験があり、トフィック・ムサエフと対戦し2RTKO負けを喫していた。

 宇佐美はボクシングで高校6冠を達成した。東京五輪出場が期待されたが、夢破れMMAに転向。それからは3戦3勝。ボクシングテクニックを駆使した強烈なリードボディーで相手を沈める。直近の試合は1月の「プロフェッショナル修斗2022 開幕戦」。菅原和政相手に1RTKO勝ちを収めている。LDH主催の格闘技オーディション「FIGHTER BATTLE AUDITION」の顔である。

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