【ちむどんどん】竜星涼「ああいう妹3人欲しい」 妹役は黒島結菜、川口春奈、上白石萌歌
女優・黒島結菜がヒロイン・比嘉暢子を演じるNHKの連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜、午前8時)で、比嘉家の長男・賢秀(けんしゅう)を演じる俳優・竜星涼が、このほど取材に応じ役への思いや撮影の様子などを明かした。沖縄で生まれ育った主人公・暢子が西洋料理のシェフを目指して修業し、やがて東京に沖縄料理店を開くために奮闘する姿と4兄妹(きょうだい)ら家族愛を描く作品。これまで黒島は竜星が出演陣の距離を縮める存在と語っていた。
陽気で明るく自由奔放で勉強は苦手な比嘉家の長男・賢秀役
女優・黒島結菜がヒロイン・比嘉暢子を演じるNHKの連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜、午前8時)で、比嘉家の長男・賢秀(けんしゅう)を演じる俳優・竜星涼が、このほど取材に応じ役への思いや撮影の様子などを明かした。沖縄で生まれ育った主人公・暢子が西洋料理のシェフを目指して修業し、やがて東京に沖縄料理店を開くために奮闘する姿と4兄妹(きょうだい)ら家族愛を描く作品。これまで黒島は竜星が出演陣の距離を縮める存在と語っていた。
「僕は同じ作品でご一緒するキャストやスタッフの方とは、撮影期間を楽しく過ごしたいと思うタイプで、今回は破天荒な役なので、役得としていろんな先輩に声をかけやすくなっている部分もあると思います」
母・優子を仲間由紀恵、父・賢三を大森南朋、長女・良子を川口春奈、黒島が演じる暢子は次女、三女・歌子を上白石萌歌が演じる。3姉妹の印象はどうか。上白石以外は過去に共演経験があるという。
「黒島さんがまだ10代の頃に共演しましたが、変わらない純度、まっすぐなぶれない芯を感じます。ナチュラルで久々に会っても話しやすい。今回、みんなで言っていたのが、役とリンクするということ。あて書きかと思うほど、その要素を持っているように思います。良子と川口さんもリンクする部分があり、彼女自身もまじめ。華やかだけど男勝りな部分もあったり。上白石さんはチャーミング。人柄の良さが顔ににじみ出ているように思います」
演じる賢秀は、自由奔放で勉強は苦手。いろんなことに挑戦をしては家族に迷惑をかける設定。自身との相違点を聞いた。
「僕は陰と陽で言えば、明るい陽気な兄ちゃんの役をやっている方が楽しくて、イマジネーションも湧くし、アドリブも瞬発的に出てきたりします。明るい役だと楽しみながらやれる利点があるので、全面的に楽しんでいる自分がいます。根本的にネアカな性格なので今回のような役の方が楽しんでやれていると思います。賢秀の魅力は、思ったことを素直に実行し、まっすぐに突き進む精神。ニーニー(賢秀)がやると、ダメなことも、まっすぐにひたむきで、愛情も入っているので、なんか許せちゃう。それは強みだと思います」
家族の絆がテーマ。
「バランスがいいというか、こういう家族でありたいなと思います。僕は一人っ子なので比嘉家4兄妹は憧れでしかないです。ああいう妹3人欲しいです」
劇中、仲間の演じる母・優子は賢秀に甘い設定。
「僕自身にも優しくしてくれます。もう大好きです。大先輩ですが、気さくで、僕には母親のようです。仲間さんの人柄に僕も甘えてしまう。仲間さんが撮影現場にコーヒースタンドを差し入れてくださったのですが、常に飲んでいるのは僕です」
竜星の朝ドラ出演は2017年「ひよっこ」以来2度目。
「『ひよっこ』のときは初めての朝ドラで、慣れない部分もあり、方言に苦しんだり、自分の中では打ちのめされた感覚でした。思っていた以上に毎回、悔しい思いをして帰るような感覚が少しありました。だからこそ今回は、リベンジじゃないですが、あのときの悔しかった気持ちや、もっと楽しめたらという思いは、今回、全部に注がれている感覚があります」
印象的なシーンも聞いてみた。
「家族全員そろうと単純に楽しいです。全員とキャッチボールできたり、撮っているシーンも温かったり。楽しんでやっています。だからこそアドリブも増える。どうせ使われないだろうと思いながらも、カットされるようなアドリブをいっぱいしています(笑)」
賢秀はこよなく豚を愛するというキャラクター。役作りはどうしたのか。
「養豚場に行って豚と触れ合ったりしました。豚は好きですし、かわいいなと思って見ています」