月9&映画出演ラッシュの望月歩が「ソロモンの偽証」監督から教わった役作りノート

プライベートではゲーム大好き

 この「元彼の遺言状」以外にも、出演作はめじろ押しだ。来月にはNHK土曜ドラマ「17才の帝国」(全5回)が放送スタート。これは、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」など人気アニメを手掛けた吉田玲子氏が脚本を手掛けた近未来SF。最新のAIが「最も総理にふさわしい人」として、17才の少年が選ばれ、地方都市を統治するというもの。望月はその帝国の若き官僚役。また、テレビ朝日の連続ドラマを映画化した「妖怪シェアハウス―白馬の王子様じゃなかったん怪―」では、小芝風花演じるヒロインの相手役を務める。

「『17才の帝国』では、ジェンダーの部分を押し出さない、柔らかさを持ち、誰に対しても親しみやすさを感じるキャラクターです。『シェアハウス』では、天才数学者として出てきますが、話すと、ネタバレになってしまう部分もあって、説明しにくいんです。どんな役を演じていても、自分からすごく遠いなとは思わないんですよ。役について考えていると、自然にこの人はこういう考えだから、こういう行動を取るんだと納得できるんです」。

 多彩な役を演じ分けるが、プライベートではゲーム好き。ゲーミングPCだけでなく、Nintendo Switchも。以前は、シューティングゲーム「レインボーシックスシージ」にハマっていると明かしていたが、「やっているゲームは増えましたね。Switchの『スプラトゥーン』は日本か、アジアかはよく分からないですけど、2時間くらいのランキングで、ひと桁の順位を普通に出すこともあるんですよ。すごくいい息抜きにもなっています」。「スプラトゥーン」と言えば、世界的な人気ソフト。ゲームの腕前も半端なさそうだ。

□望月歩(もちづき・あゆむ)2000年9月28日生まれ。14年WOWOWドラマ「埋もれる」で本格デビュー。15年、宮部みゆき原作の映画「ソロモンの偽証」で転落死を遂げた中学生役を怪演。19年に日本テレビ系「3年A組―今から皆さんは、人質です―」で演じた高校生役が話題を呼び、映画「五億円のじんせい」「向こうの家」では主演。20年には、NHK連続テレビ小説「エール」、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」に出演。今年5月7日よりNHK土曜ドラマ「17才の帝国」がスタート。また今年6月17日には映画「妖怪シェアハウス―白馬の王子様じゃなかったん怪―」の公開を控える。

メイク:服部さおり
スタイリスト:有本祐輔(7回の裏)

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