宮脇咲良参加のLE SSERAFIMが新動画公開 クラッシュ感満載 「世界を手に入れる」強いメッセージ

BTSらが所属する韓国の大手芸能事務所・HYBE初のガールズグループ「LE SSERAFIM(ル セラフィム)」が19日、初ミニアルバム「FEARLESS」のデビュートレーラー動画を公開した。同日午前0時にアップされた同動画は「FEARLESS(恐れ知らず)」のタイトル通り、メンバーが世間の視線に臆することなく堂々と前へ進む姿勢を強く打ち出しており、世界中のファンから反響の声が上がっている。

東京・渋谷に登場したLE SSERAFIMの大型看板。通行人の目を引いた。【写真:ENCOUNT編集部】
東京・渋谷に登場したLE SSERAFIMの大型看板。通行人の目を引いた。【写真:ENCOUNT編集部】

アンチに対抗 タイトルはシェイクスピア喜劇に由来

 BTSらが所属する韓国の大手芸能事務所・HYBE初のガールズグループ「LE SSERAFIM(ル セラフィム)」が19日、初ミニアルバム「FEARLESS」のデビュートレーラー動画を公開した。同日午前0時にアップされた同動画は「FEARLESS(恐れ知らず)」のタイトル通り、メンバーが世間の視線に臆することなく堂々と前へ進む姿勢を強く打ち出しており、世界中のファンから反響の声が上がっている。

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 デビュートレーラー動画は、メンバーのキム・チェウォン、サクラ(宮脇咲良)、ホ・ユンジン、カズハ(中村一葉)、キム・ガラム、末っ子ホン・ウンチェの6人がそれぞれの個性を発揮。黒い衣装のチェウォンは爆発による炎をバックに平然とスマホで自撮りを続け、ガラムは高い空から自動車の上に落下して“クラッシュ”しても別の場所にワープして立ち上がり、ユンジンは駐車場の暗い雰囲気をかき乱すかのようにパワフルにダンス。さらにチェウォンは車の窓のガラスを念力で破壊するなど全体的に“クラッシュ”を強調するストーリーとなっている。

 同トレーラー動画のタイトルは「The World Is My Oyster」。英劇作家のウィリアム・シェイクスピアの喜劇「ウィンザーの陽気な女房たち」(1602年出版)のせりふに由来している。元来は「The world’s mine oyster」だったが、「世界は私のもの」という文意から現在よく使われるフレーズに変化。困難な世界でも努力すれば蛎殻の中の真珠を手に入れられる、という願いが込められている。トレーラー動画の中ではサクラが「私は世界を手に入れたい」と日本語で意欲を表明。次いで韓国語で「世界は私を評価する」、最後に英語で「The world is my oyster(世界は私のもの)」というナレーションが登場するのもこうした背景があるからだ。

「LE SSERAFIM」とはヘブライ教の「熾天使(してんし)」を意味しており、「熾」とは火が燃え盛っている様子を表している。トレーラー動画の冒頭、荒涼とした平原が突然爆発し炎に包まれたり、ガラムが空中から落下したりするのはこの「熾天使」のイメージに合わせているかのようだ。

 複雑な構成のこの動画に世界中のファンが反応。YouTubeのリアクション動画のコメント欄には「彼女らのコンセプトがサウンドにどのように関係するのかまだ分からないですが、どちらにしても本当に興奮しています」、「“FEARLESS”という言葉を身をもって表現している」「ガラムは天使です。車に落下してバウンドした後、まるで彼女は『私はまだ美しいです』と言っているよう」「チェウォンにやられた。とても力強くてIZ*ONEのときと全然違う」「チェウォンはブラック天使になった」「文字通り芸術的なコンセプトを生み出した。映画を見ているように感じます」などの感想が英語、日本語、韓国語などで続々と寄せられている。

 一方、サクラの「私は世界を手に入れたい」という声の後に「世界は私を評価する」という意味の韓国語が流れたことについては「この場合、世界は私を批判しているという意味もある。私たちを過小評価している人たちの視線に関係なく、世界を自分たちのものにするための旅の中で“恐れを知らない”ことを世界に知らせたい女の子を紹介している」といった“アンチ”を意識した考察も現れるなど、3分2秒の動画をめぐってさまざまな角度から分析が行われている。

 LE SSERAFIMは5月2日午後6時、初ミニアルバム「FEARLESS」を発表してデビュー。同日午後8時にオン・オフラインファンショーケースを開催する。

次のページへ (2/2) 【動画】LE SSERAFIMが公開したデビュートレーラー動画
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