「めちゃくちゃなマッチメイク」と断言 “超新星”中村倫也が歩む過酷な「UFCへの道」

中村「キャリアの差を熱量で埋めて、当日は両国を爆発させたい」

 最短距離でのUFCを目指す中村。そのためには格好の相手なのかもしれない。

 岡見は「カエタノに勝てばUFCがすぐそこにみえる。そのまま行ってしまってもおかしくはない」と大きな期待をかけている。

 この夏にUFCが新たな人材を発掘する「ダナ・ホワイトのコンテンダーシリーズ」がアジアで開催される可能性がある。カエタノを撃破すれば、出場へとグッと近づくことが予想される。

 リスクは小さくない。華々しく盛り上げたい「POUND STORM」の一発目。そのメインイベンターとして負けは許されないと見る向きもある。

「みなさん心配というか。この試合を決めに動いている時に、不安に感じている思いは聞いていた。それから改めて精査して、やっぱりカエタノで行こうとなった。強いものと戦うことって、負けてもプラスになるという僕の思いはあるので。中村倫也ならどんな結果になったとしても強くなるのには間違いないので、おのずとUFC、世界は近づくと思っています」と岡見。

 中村自身は「本当は僕くらいのキャリアの選手では闘うことのできない選手。わざわざブラジルから海を渡ってきてくれる。色々な方々が尽力していただいた意味は理解している。キャリアの差を熱量で埋めて、当日は両国を爆発させたい」と意気込む。両国を熱狂させる準備はできている。

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