「めちゃくちゃなマッチメイク」と断言 “超新星”中村倫也が歩む過酷な「UFCへの道」
「EXILE」などが所属する芸能事務所LDHが仕掛ける、ライブと格闘技が融合した新たなイベント「POUND STORM(パウンドストーム)」は が24日、両国国技館で開催される。日本MMA界の“超新星”中村倫也(EXFIGHT /LDH martial arts)はアリアンドロ・カエタノ(ブラジル)と対戦する。デビュー3戦目としては異例ともいえる強豪とのマッチメイク。なぜこの試合を組んだのか、関係者に期待の大きさを聞いた。
24日「POUND STORM(パウンドストーム)」でブラジルの強豪と対戦
「EXILE」などが所属する芸能事務所LDHが仕掛ける、ライブと格闘技が融合した新たなイベント「POUND STORM(パウンドストーム)」は が24日、両国国技館で開催される。日本MMA界の“超新星”中村倫也(EXFIGHT /LDH martial arts)はアリアンドロ・カエタノ(ブラジル)と対戦する。デビュー3戦目としては異例ともいえる強豪とのマッチメイク。なぜこの試合を組んだのか、関係者に期待の大きさを聞いた。(取材・文=角野敬介)
本物志向、ガチ路線だ。中村はレスリングでU-23世界選手権優勝経験を持つ27歳。東京五輪の代表選考会をかねた日本選手権で後の五輪金メダリスト・乙黒拓斗に敗れ、五輪出場を逃した後、2020年にMMA転向。昨年7月のプロデビューから2連勝を飾っている。
MMA界の超新星として注目を集めるが、3戦目の相手はカエタノ。MMAで30戦23勝の34歳で、中村にとっては過去最強の相手だ。
元UFC世界ミドル級3位、トレーナーとして中村を指導する岡見勇信は「普通に考えたらありえないくらい厳しいマッチメイク」と証言。こう続ける。
「(カエタノは)UFCに非常に近い選手。修斗のブラジルのチャンピオンでもあり、世界で23勝。あと1、2勝すればUFCにいける選手。その選手とデビュー3戦目の選手が闘う。もうめちゃくちゃなマッチメイク(笑)。普通に考えれば組まない。ただ僕らとしては彼なら乗り越えられる。チャレンジとして組もうという考えではなく、その実力があると思って組ませてもらったカードですね。色々議論はありました。でも最後は倫也ならやってくれるだろうって。チームで話し合って決断しました」
最終的には十分に勝算があると見て、陣営もゴーサインを出した。