格闘技イベント「SPASHAN HPS presents RIZIN TRIGGER 3rd」（2022年4月16日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザメインアリーナ）RIZIN MMAルール、5分3R（無差別級）

　大相撲の元幕内・貴源治の貴賢神が、元刑事という異色の経歴を持つ関根“シュレック”秀樹（ボンサイブルテリア）に2R3分49秒TKOで敗れ、デビュー戦を飾れなかった。

　1R、貴賢神がゆっくりと圧をかけていく。前日計量で133キロ、115キロの関根が子どものように見える体格差だ。2分過ぎたところでようやく動いた。関根の左フックに対して、貴賢神はワンツーで返す。残り1分で右ストレートもみせた。

　2Rは、関根の展開になった。貴賢神のローキックに対応すると、その直後、関根はタックル。倒すと、バックからのパウンドの嵐。貴賢神はガードするのが精一杯だ。最後は関根がサッカーボールキックを浴びせるとそのまま“鉄拳制裁”。試合を終わらせた。

　関根は、昨年大みそかのRIZINでヘビー級の雄・シビサイ頌真を撃破。ヘビー級戦線のトップへ躍り出ていた。

　試合前は再三の挑発を受けていた関根は「格闘技ね、暴力には負けない。正義は勝てる！　プロレス最強！　ボンサイ柔術最強！　ベルウッドファイトチーム最強！　昭和最強！」とマイクで締めた。