【RIZIN】クローン病と闘う征矢貴、972日ぶり勝利に涙「ファンがいる限り僕は不死身」

征矢貴(パラエストラ松戸)が中務修良(NO MAD)を2R・TKOで破った。征矢の勝利は2019年8月18日の「RIZIN.18」で村元友太郎に勝って以来、972日ぶり。

クローン病と闘う征矢貴【写真:(C)RIZIN FF】
クローン病と闘う征矢貴【写真:(C)RIZIN FF】

「SPASHAN HPS presents RIZIN TRIGGER 3rd」第5試合

格闘技イベント「SPASHAN HPS presents RIZIN TRIGGER 3rd」(2022年4月16日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザメインアリーナ)RIZIN MMAルール、5分3R(57キロ)

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 征矢貴(パラエストラ松戸)が中務修良(NO MAD)を2R・TKOで破った。征矢の勝利は2019年8月18日の「RIZIN.18」で村元友太郎に勝って以来、972日ぶり。

 1R、征矢はフェイントを交えながら間合いをはかる。スピード感のある立ち技の攻防が続く。征矢は前に出る。常に中務にケージを背負わせていた。中務のタックルにも対応していく。残り30秒で全力のバックブロー。ダッキングで避けられる。右ストレート、ハイキックを当てる気合いを見せた。

 2R、征矢はまた圧力をかけていく。中務のしつこいタックルも切って対応。1分49秒、強烈な左フックが中務を捉えた。ダウンを奪うとアクセルは全開。スタッグガードからの鉄槌、逃げられるとサイドポジションから最後はマウントになりグラウンドパンチを連打。慌ててレフェリーが試合を止めた。征矢の執念が詰まった勝利だ。

 征矢は、2017年に難病に指定されているクローン病を発症し、一時は格闘技から離れた。19年に復帰したが、21年6月に再び発症。今回が2度目の復帰戦だった。

 試合後、「前回から3年くらいあいてしまったんですが、いつもファンが征矢の試合を見たいといってくださるおかげで……。泣くつもりなかったんですけど、ヘルニアになろうと、クローン病が再燃しようと、一緒に戦ってくれるファンがいる限り僕は不死身です。また会いましょう」と涙ながらにこみ上げてくる思いを口にした。

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