【RIZIN】“元英語教師”ボグダノフ、泉武志に3RTKO勝利でサトシに挑戦状「逃げんな~!」

グラント・ボグダノフ(米国)が泉武志(FIGHTER'S FLOW)に3R3分16秒でTKO勝利を収めた。

グラント・ボグダノフVS泉武志(右)【写真:(C)RIZIN FF】
グラント・ボグダノフVS泉武志(右)【写真:(C)RIZIN FF】

第2試合RIZIN MMAルール、5分3R、72キロ契約

格闘技イベント「SPASHAN HPS presents RIZIN TRIGGER 3rd」(2022年4月16日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザメインアリーナ)

 グラント・ボグダノフ(米国)が泉武志(FIGHTER’S FLOW)に3R3分16秒でTKO勝利を収めた。

 どのポジションからも襲ってくる。ボグダノフのグラウンドコントロールが光った試合だった。

 1Rからボグダノフがシングルレッグテイクダウンを仕掛ける。泉に首を抱えられ、対応されるが、ケージ際での攻防になった。

 2R、カウンターテイクダウンを狙う。ケージ際で完全に抱えると、パワーダブルレッグテイクダウンを披露。寝技の攻防トップのマウントポジションやハーフガードと次々とポジション転換していく。すきをついてバックポジションに移動すると、後ろからのパウンドチョークを狙っていった。

 残り時間1分を切ったところでバックマウントを奪い、鉄槌を下ろしていく。ゴングが鳴った。2Rは完全にボグダノフの時間だった。

 3R、ボグダノフがまるでラグビーのようなタックルをみせた。ケージ際でじわじわと泉を追いつめていく。泉が立ち上がったところでバックを取り、なぎ倒した。

 さらに肩固めを狙う。サイドポジションを奪うと膝を打ち込んだ。泉が嫌がったところでトップマウントポジションに。その後もチョークを狙っていったが最後は強烈な肘を見舞う。慌ててレフェリーが試合を止めた。泉の左目の上は大きくはれ上がっていた。

 ボグダノフは、昨年11月の「RIZIN TRIGGER 1st」に出場。わずか68秒でプロレスラー奥田啓介をリアネイキッドチョーク葬していた。米国人の父と日本人の母を持つ27歳。6歳で柔道を始め、中学~高校はレスリングを学んだ。日本には英語の教師になるために来日していた。

 33歳の泉は、父親は陸上のインターハイ選手、長男は競歩選手で全国大会、次男はバレーボールの国体選手というスポーツエリートの家系に生まれる。2017年には、レスリングのアジア選手権(グレコローマンスタイル、71キロ級)で優勝している。

 ボグダノフは試合後のマイクで「サトシ、逃げんな~!」と昨年11月の「RIZIN TRIGGER 1st」に続いてRIZINライト級王者・ホベルト・サトシ・ソウザへ挑戦を予告した。

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