RIZINフェザー級タイトルマッチが控えている斎藤裕が15日、「湘南美容クリニック presents RIZIN.35」（17日、武蔵野の森総合スポーツプラザメインアリーナ）の試合前インタビューに応じた。

　斎藤はセミファイナルでフェザー級王者・牛久絢太郎と闘う。タレント揃いのRIZINフェザー級戦の今後を占う、重要なタイトルマッチだ。

　連敗中も表情は穏やかだ。「精神的には落ち着いています。直前になってきて、まず残りの水抜きをしっかりやって計量をパスするというところですかね」と心境を明かした。

　斎藤は昨年10月の「RIZIN31」でRIZIN初参戦の牛久絢太郎の挑戦を受け、ドクターストップでの2RTKO負けを喫した。大みそかには、朝倉未来と対戦し、0-3での判定で敗れた。

「10、12月の試合内容を踏まえた上でいろいろ話合って、足りないところを取り組んできたつもりではあります。それをしっかり試合で生かせればいいのかなとは思います」と復活へ意気込む。

　昨年の対戦では不本意な結果に終わった。「前回はもらった自分が悪いんですけれど、とにかくしっかりと勝って取り戻したいという気持ちがありますね。勝ちにこだわりたい」と目を光らせた。

　牛久を「気持ちの強い、ガッツがある選手」と評価。約6か月ぶりのリマッチへ向けて「前回とは違う試合内容になりそうな気もする。いつも試合は自分からアクションをして作っていこうと思っているので違う展開になってもいいのかなと思いますね」と変化を予感させた。

　再び王者に返り咲くのか。斎藤は静かに闘志を燃やしている。RIZINフェザー級の行方を決める試合に目が離せない。