eスポーツ普及で小学生も来店 新大久保「e-sports cafe」に見る“文化”の浸透度
流行タイトル・時代に合わせた変化の必要性も
「e-sports cafe」は現在、開店から約5年が経過。前述のような時代に伴った変化とともに、店舗としての変化が求められることもある。河井氏は「今はeスポーツにおいてPCが求められているからこそPCを展開していますが、ニーズが変化していけばそれに合わせて変えていくかもしれません」とも明かす。
「もしスマートフォンが中心となっていって、スマートフォンにモニターをつないで遊ぶことが当然になるのであれば、そちらに合わせていきます。ただ、プラットフォームの壁はあって、現実的には当店はPC中心に展開していくと思います。
どのような方針を採るのかは、ゲームタイトルによるというのが適切かもしれません。eスポーツ業界では数年単位で“革命”のような出来事が起こります。2017年にはPUBG(PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS/現PUBG: BATTLEGROUNDS)が登場して、ゲーミングPCの売上が一気に伸びたんです。そこでeスポーツに興味を持って、ストリーマーの方が人気になって……という変化がありました。今は『Apex Legends』と『VALORANT』がメインですが、また爆発的な人気のタイトルが出たら変わっていくかもしれません」
その時々の流行を押さえた変化を取り入れつつ、ストレスフリーで快適なゲーム体験を提供する「e-sports cafe」。競技性のあるゲームにおいてピークとも言われる若者世代に向けて、河井氏は次のように呼びかけた。
「若い方に来ていただけると、われわれとしてもうれしいですね。小学生から大学生までは一般的に最もゲームをプレイする時期ですし、一番ゲームが上手い時期でもあります。中高生からPCゲームに親しみ、大学生になっても来店して楽しんでいただければ、とてもありがたいことかなと思います」
店舗:e-sports cafe
最寄り駅:山手線 新大久保駅 徒歩1分
住所:〒169-0073 東京都新宿区百人町2-10-1 南雲ビル 5F