【RIZIN】クローン病とも闘う征矢貴、予断許さぬ体調管理「睡眠がとにかく第一、食事も徹底」
2年8か月ぶりの試合となる征矢貴(パラエストラ松戸)が14日、都内で16日に行われる格闘技イベント「SPASHAN presents RIZIN TRIGGER 3rd」(武蔵野の森総合スポーツプラザメインアリーナ)の試合前インタビューに応じた。試合2日前でも気を抜けない体調管理を打ち明けた。
27歳、2度もクローン病の病魔に襲われる
2年8か月ぶりの試合となる征矢貴(パラエストラ松戸)が14日、都内で16日に行われる格闘技イベント「SPASHAN presents RIZIN TRIGGER 3rd」(武蔵野の森総合スポーツプラザメインアリーナ)の試合前インタビューに応じた。試合2日前でも気を抜けない体調管理を打ち明けた。
征矢は第5試合で中務修良(NO MAD)とRIZIN MMAルール、5分3Rの57キロ契約で闘う。
「試合後のことを今は考えていない」。征矢は重い表情で会見に臨んだ。2017年に難病であるクローン病を発症し、一時は格闘技から離れるも、19年に1度復帰。しかし、病魔はしつこく21年6月に再び発症。今回が2度目の復帰戦となる。
27歳を2度襲ったクローン病とはどんな病気なのか。「口から肛門までの消化器官のどこかに原因不明の炎症が出る病気なんです。そのなかで僕は大腸に炎症が出てしまった」と説明した。
自分自身との闘いだ。「大腸に炎症が起きると簡単にいうと大腸が膨らみ、食事の通り道が狭くなるんです。動いたときにはとんでもなく痛い。ご飯が食べられないこともありました」。
試合は2日後、しかし征矢にとっては予断を許さない状況だ。「試合に向けてというよりも日常生活を送る上で、まず早寝早起きに気を使っていました。午後11時には寝て、睡眠をまずとにかく第一に考えていました」と振り返る。
食事の刺激も天敵だ。「この1年間は、食事も徹底して小麦とか乳製品とかアレルギーに反応するものを取らずに気を付けてきました」。
2年8か月ぶりのRIZINの舞台。無事に試合を終えた征矢はケージの中で何を魅せ、何を語るのか目が離せない。