フジコ・ヘミング、ウクライナ支援チャリティーコンサート開催決定 かつては自身も難民に
ピアニストのフジコ・ヘミングが、5月11日に「フジコ・ヘミング ウクライナ支援チャリティーコンサート」を東京文化会館にて開催することが決定した。
欧州留学の際に自身が無国籍と分かった過去を持つ
ピアニストのフジコ・ヘミングが、5月11日に「フジコ・ヘミング ウクライナ支援チャリティーコンサート」を東京文化会館にて開催することが決定した。
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世代を問わず広く聴衆から愛され、日本で最も高い人気を誇るピアニスト、フジコ・ヘミング。幼少より天才少女として将来を嘱望され、芸大を出て欧州に留学しようというとき、自らが無国籍だと分かり、「難民」という扱いでドイツへ留学。スウェーデンが受け入れて国籍を得た過去がある。
自ら子ども時代に体験した恐怖は今も鮮明に記憶に残り、戦争がいかに無駄であるかを実感しているからこそ、現在ウクライナで起こっている事態を嘆き、「難民」としての苦難を誰よりも知る、その経験から弱者へ思いを寄せている。
3月にはブラチスラヴァ、ブダペスト、ウィーンでコンサートを開催。各地で満場の喝采を浴びる中、次々と飛び込んでくるウクライナの情勢を憂い、ウクライナの人々の力になりたいと、5月11日に「フジコ・ヘミング ウクライナ支援チャリティーコンサート」として公演を開催する運びとなった。
売上の一部はウクライナ大使館を通じ、ウクライナの難民支援金として寄付される。
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【写真】指揮を務めるマリオ・コシック