【カムカムエヴリバディ】気になる続編やスピンオフの可能性 制作統括に聞いてみた
NHKの連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」の初回から最終回までの期間平均視聴率が17.1%を記録したことが11日、ビデオリサーチの調べで分かった。前作「おかえりモネ」の16.3%を0.8ポイント上回る数字。また、最終回では平均世帯視聴率が同作最高の19.7%を記録した。初回は16.4%だったことから最終回で記録した最高視聴率との差は3.3ポイント。近年の朝ドラは初回にその作品の最高や最高に近い数字を記録するケースが多い。最終回でマークした初回との3.3ポイント差に、物語が進むにつれて視聴者の心をどんどんつかんでいった状況がうかがわれる。
最終回の平均世帯視聴率は同作最高19.7% 増えていったファンが期待すること
NHKの連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」の初回から最終回までの期間平均視聴率が17.1%を記録したことが11日、ビデオリサーチの調べで分かった。前作「おかえりモネ」の16.3%を0.8ポイント上回る数字。また、最終回では平均世帯視聴率が同作最高の19.7%を記録した。初回は16.4%だったことから最終回で記録した最高視聴率との差は3.3ポイント。近年の朝ドラは初回にその作品の最高や最高に近い数字を記録するケースが多い。最終回でマークした初回との3.3ポイント差に、物語が進むにつれて視聴者の心をどんどんつかんでいった状況がうかがわれる。
物語は生き別れた母と娘の約50年ぶりの再会など、視聴率という数字から感じる以上に視聴者のハートを大きく揺さぶり、心の振れ幅の数値はとても大きかった作品。物語が進むにつれて視聴者をどんどん増やしていったことから、これまでの朝ドラにあった続編やスピンオフなどを期待する視聴者も多いはず。制作統括の堀之内礼二郎氏に可能性を聞いてみた。
堀之内氏は「撮影している時は、黍之丞シリーズを本当に制作するとか、トミーとベリーの若い時の『トミー&ベリー』も面白いんじゃないかとか、スピンオフ企画を妄想したこともありました。ただ、最後までたどりついた今は、もうバトンは皆さんに渡ったのではないかと思っています。このドラマの続きは皆さんそれぞれの人生で、次の100年を作るのはみなさんですよ、という思いです。なのでご期待いただいてうれしい気持ちはあるのですが、今のところは続編やスピンオフなどを作る予定はありません」と語った。
続編やスピンオフの予定は今のところはないようだが、再会したひなたとビリーの今後や安子の渡米後の暮らしぶりなど、気になってしまうことは少なくない。多くの視聴者にもっと見ていたいと思わせてくれた作品だったのではないだろうか。
※視聴率はビデオリサーチ調べ