【RIZIN】後がない浅倉カンナ、16か月ぶり勝利へ「初心に戻る」 GP参戦にも意欲

当日の試合順。浅倉は第6試合に登場する
当日の試合順。浅倉は第6試合に登場する

ガムシャラに勝ちに行く「今の自分には勝ちがほしいので」

――逆にこだわっていることはありますか?

「うーん、何かあるって言ったら、さっきも言った通り、入場曲を聴くくらいです」

――「Happiness」を。

「普段、試合が決まっていない時は聴かないんですけど、減量に入って、精神的にも集中している時に、あの曲を聴いて、試合のイメージをしています。そこから自分が試合に勝って、マイクを持ってみたいな。そこら辺までずっと全部イメージして」

――ということは、試合のフィニッシュのイメージももうできている?

「そうですね。何パターンもイメージします。でも、イメージなのに、たまに負けちゃうこともあります(苦笑)」

――あらららら、それは困った(笑)。

「そういう時は、あ、ヤバい! と思って、イメージをし直して、負けたところを訂正して、みたいな」

――人気漫画「刃牙」シリーズに、刃牙がイメージトレーニングでカマキリを等身大にまで巨大化させて闘う回があるんです。

「ああー、でもそんな感じです。走りながらとか、朝ウォーキングしながらとか、ずっとイメージしています」

――たとえば、何かの拍子にひらめくことは?

「あ、それもたまにあります。ぼーっとしながらテレビを見ている時に、あ! これこうしたらいいんじゃないかなって時もありますね」

――それが勝敗につながったことは?

「いや、意外と(ない)。やっぱり(練習で)やっていることしか出ないので、動き的にこっちのほうがいいかも、みたいな。そういうのはあるかもしれないですね。これを決めるみたいな、技とかはないですけど、立ち位置をちょっとこっちにズラしたらいいのかなーとかそのくらいのことは浮かんだことがありますね」

――今回はどの程度の時間で、どう勝つみたいな宣言をしてもらうと?

「会見でも言ったんですけど、SARAMI選手は厳しい相手なので、簡単には極められないと思うんです。でも、今回のテーマとしては、初心に戻ってガムシャラに勝ちに行く試合がしたいなと思っているので、ホントガムシャラに勝ちに行きます」

――それはたとえ判定だろうと勝ちに行く、ということなのか。その辺はどうなんでしょう?

「判定でもいいからとりあえずは勝つみたいな、ホントそういう気持ちです」

――極論、つまらない試合をしても勝つと?

「うーん、一番は盛り上げて勝つことですけど、今の自分には勝ちがほしいので、まずは自分のやることをやって、必ず勝つみたいなイメージですね」

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