RIZINデビュー目前の貴賢神、力士時代のツラすぎる日々を激白「あれで強くなれた」
「SPASHAN presents RIZIN TRIGGER 3rd」(16日、武蔵野の森総合スポーツプラザ)で元大相撲幕内力士の貴賢神(たかけんしん)がデビューを果たす。対戦相手はプロレスラーの関根“シュレック”秀樹。しかも貴賢神は会見上でも「顔面の骨を折る」と衝撃発言。大相撲時代のツラかった話も聞きつつ、RIZIN初参戦への意気込みを聞いた。
新弟子時代は朝4時半起きの生活「自由がない」
「SPASHAN presents RIZIN TRIGGER 3rd」(16日、武蔵野の森総合スポーツプラザ)で元大相撲幕内力士の貴賢神(たかけんしん)がデビューを果たす。対戦相手はプロレスラーの関根“シュレック”秀樹。しかも貴賢神は会見上でも「顔面の骨を折る」と衝撃発言。大相撲時代のツラかった話も聞きつつ、RIZIN初参戦への意気込みを聞いた。(取材・構成=“Show”大谷泰顕)
――先日の記者会見では、「対戦相手の顔面を骨を折る」との発言がありました。
「そうですね」
――その直後には、シュレック選手がツイッターで「査定してやる」とつぶやいたのに対し、「そんなに早くくたばらないでくださいね」と返信していましたね。
「簡単にくたばってほしくはないですけど、早く終われるなら終われるで仕留めに行きますよ。でも、そうすると顔面の骨を折る前に終わっちゃうじゃないですか」
――公約を果たせなくなると。
「そう。だから早くくたばらないでほしいなって。一発でバチーンて終わっちゃったら、それまでですからね。顔面の骨が折れるまでは耐えてもらって、そこからレフェリーストップしてもらえばね」
――ちなみに大相撲時代の話をうかがうと、いろいろとツラいこともあったと思うんですけど、話せる範囲でぜひ、聞かせてください。
「私生活ですか? 稽古ですか?」
――両方あるんですね。たとえば稽古以外のツラいこととは?
「まあ、自由がないですよね、新弟子は。自分はみんなより強くなってやるって毎日を過ごしていたので、お陰で4年たった段階で、19歳で関取(※十両以上の力士を指す)にはなれましたけどね。お相撲さんは午前の稽古が終わったら、絶対に寝なくちゃいけないんです。自分はその時間ももったいないと思って、その間、3、4時間はウエイトをやっていましたね。それでみんなが起きる時間に帰って、みんなと一緒に掃除して、夜は早めに寝る。朝早く起きて。貴乃花部屋は5時半から稽古なので、4時半には起きなくちゃいけない。そういう生活でした」