岡田有希子さん37回忌にファン集結 当時の所属事務所前や愛知県の墓前で黙とう

トップアイドルだった岡田有希子さん(享年18)が1986年4月8日に、自ら命を絶ってから36年の月日が経った。今もその存在はファンの胸に生き続けており、命日の4月8日は、ファンにとって大切な日だ。37回忌となる今年も、亡くなった午後12時15分に、当時の所属事務所の前、さらに愛知県にある墓前で黙とうが行われた。

37回忌となる今年も墓前で黙とうが行われた【写真:ブレーメン大島】
37回忌となる今年も墓前で黙とうが行われた【写真:ブレーメン大島】

1984年にデビューした完璧なアイドル 18歳で急逝もファンの胸に生き続ける

 トップアイドルだった岡田有希子さん(享年18)が1986年4月8日に、自ら命を絶ってから36年の月日が経った。今もその存在はファンの胸に生き続けており、命日の4月8日は、ファンにとって大切な日だ。37回忌となる今年も、亡くなった午後12時15分に、当時の所属事務所の前、さらに愛知県にある墓前で黙とうが行われた。(取材・文=ブレーメン大島)

 1984年4月21日に「ファーストデイト」でデビューした彼女は、これまでのアイドルと違い、誰もが認める美少女であり歌もうまい。個人的にこんな完璧なアイドルはいないと思えるほどだった。デビューからずっと現場で彼女を応援して、すっかり彼女の世界にのめり込む自分がいた。しかし、デビューして2年足らずで帰らぬ人になってしまい、世間に大きな衝撃を与えた。

 あれから36年の月日が経った。今でもユッコ(岡田さんの愛称)と過ごした日々は最高の思い出であり宝物である。その思い出をかみしめながら、毎年のように命日の4月8日には、愛知県にあるユッコのお墓に会いに行っていた。昨年も行く予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大のため、現地に行くのを直前で断念した。その諦めた気持ちがずっと尾を引き、命日に会いに行けなかった後悔を1年間引きずる自分がいた。今年も自粛しようかと思ったが、次に会える日はいつかわからないので、今回は現地へと行く決意をした。

次のページへ (2/2) 今後も続くユッコとの物語 集まったファンの気持ちはひとつに
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