バイトから再出発の元Jリーガー、“V字回復”の愛車公開「単純にデザインが格好いい」

「今は欲しい車はない」という岡ファビオ【写真:山口比佐夫】
「今は欲しい車はない」という岡ファビオ【写真:山口比佐夫】

EVの流れは「仕方がない」も「少し残念」

 日本スーパーカー協会のアンバサダーに就任してからは、「ファビオミーティング」というスーパーカーの集まりを開くようになりました。何十台もスーパーカーが集まってお台場に停車していたら、ニュースになったりとか、そういうエピソードはたくさんあります。

 今は欲しい車はないですね。ただ、僕も30になったので、昔のビンデージカーをどこかのタイミングで…と、なっていくんだろうなと思っています。スーパーカーを愛している人たちってすごいすてきで、やっぱり昔の車っていいんですよ。

 環境や地球に配慮すれば、EV(電気自動車)の流れは仕方がないと思います。ただ、車好きとしては少し残念ですね。全部の車が電気化していくと、デザイン勝負になっちゃう。EVはバッテリーとモーターでほとんどが動くじゃないですか。そうすると、圧倒的にソフトウエアの会社が強いと思いますね。グーグルやアップルが車を作るとなったら、どこも勝てないでしょう。

 ソニーも自動車業界に進出しましたし、テクノロジー系の会社がみんな開発するようになって、最後はイケてる戦略の企業が全部持っていくという感じじゃないですかね。今のトヨタのポジションにテスラが入って、フェラーリのポジションをどこかが取りに来るんじゃないですか。僕の勝手な予想ですけどね(笑)

□岡ファビオ(おか・ふぁびお) 1991年5月22日、ブラジル・サンパウロ出身。6歳から日本で暮らす。岡山学芸館高校卒業後、2010年、サッカーJリーグ2部ファジアーノ岡山と契約し、プロ選手に。12年に引退。ポール・スミスのアルバイト店員から再出発。上京後、不動産、広告代理店を経て、15年に株式会社AzuRoを創業した。19年より日本スーパーカー協会アンバサダー。弟が1人。177センチ、76キロ(現役時)。

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