高校時代はeスポーツ全国制覇&ミスコンファイナリスト 女性プロ・大友美有が伝えたい「無理しないで」
プロゲーミングチーム「Rascal Jester」(以下、RJ)の「リーグ・オブ・レジェンド」(LoL)部門所属の大友美有は、eスポーツ選手を軸として活動しつつ、タレント業にも取り組んでいる。高校時代には女子高生ミスコンでもファイナリストになった経験を持つが、その原動力や思いについて聞いた。
「LJL」初の女性選手・大友美有 高校時代はミスコンファイナリストにも
プロゲーミングチーム「Rascal Jester」(以下、RJ)の「リーグ・オブ・レジェンド」(LoL)部門所属の大友美有は、eスポーツ選手を軸として活動しつつ、タレント業にも取り組んでいる。高校時代には女子高生ミスコンでもファイナリストになった経験を持つが、その原動力や思いについて聞いた。(取材・文=片村光博)
世界的タイトルであるLoLの国内リーグ「League of Legends Japan League」(LJL)で今シーズン、初の女性プロ選手となり、今は練習に励む日々を送る。一方、高校時代は女子高生ミスコンでファイナリストとなるなど、モデル・タレント業も並行してきた。そのスタートとも言える女子高生ミスコン出場は、LoLに打ち込むため、大会で勝つためのN高等学校への転校という目的が最初にあったという。
「きっかけはいくつかありました。まずは(N高に)転校するにあたって、『ゲームの大会で優勝したいから』という理由だと、両親も不安が大きいと思いました。女子高生ミスコンのことは以前から知っていて、高校1年生のときにクラスメートの女の子がファイナリストまで残っていたので、『身近なんだな』とも思っていたんです。だから、ミスコンでファイナリストに残るという実績もあれば、両親からもOKがもらえないかなと思ったんです」
そして、きっかけの先にあったのは2つの“憧れ”だった。
「私が表舞台に出ようと思ったのは、LoLに誘ってくれた、当時好きだった人も表舞台で活動するようになっていたことも理由です。そのときはもう恋愛対象としては見ていませんでしたが、憧れの感情を持っていたので、同じくらい活躍できるようになるという目標がずっとありました。そうした憧れが女子高生ミスコン、そして大会優勝のために転校するという行動力につながったのかなと思います。
実際にミスコンに出てからは、審査のためのSNSのライブ配信で、憧れるようなすごい女の子がいたんです。その後、ランキングで1位を取ることができたのも、その女の子と共通点を作って、話すきっかけを作りたいという思いが原動力でした。こうして振り返ると、いろいろな人から影響を受けてきましたね」