日本のデコトラがNFTアート化 東京パラリンピック開会式でも登場して話題に

グランドデザイン株式会社は、一般社団法人全国哥麿会とともに、世界が注目する日本の「デコトラ(=ART TRUCK)」のNFTアートを発表した。3作品を5日よりOpenSeaにて販売する。

日本のデコトラがNFTアートに
日本のデコトラがNFTアートに

3作品を販売 期間は4月30日まで

 グランドデザイン株式会社は、一般社団法人全国哥麿会とともに、世界が注目する日本の「デコトラ(=ART TRUCK)」のNFTアートを発表した。3作品を5日よりOpenSeaにて販売する。

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 かつては街や高速道路で見かけたデコトラだが、1990年代以降は社会の風潮や東京都の規制などにより向かい風にさらされるように。一方、インターネットによる情報発信によって「デコトラ」の魅力は海外にも波及。GUCCIは2016年に続き21年の100周年キャンペーンにもデコトラを登場させ、2020東京パラリンピック開会式では、ギタリスト・布袋寅泰を乗せて登場したのはデコトラだった。大会後にはデコトラを統括する全国哥麿会に多くの問い合わせがあったという。

 グランドデザインは全国哥麿会と協力し、ファンによってデコトラを支援してもらう仕組みをNFTによって実現することを模索。車体の大きさに対し積載量が少なく、燃費も悪い「走る芸術」は荷物の運搬用には不向きで、ディーゼル規制によって旧式の車体は首都圏に入ることができないため、現在の主な活動は全国哥麿界が参加する災害支援を目的としたチャリティーイベントへの参加となっている。高額な維持費に対して、利益を生まない現在の仕組みは構造的な問題となっていた。

 そこでデコトラをデジタル作品として、ファンが購入することで現物作品を維持することを目的に、「デコトラ・アートNFT」の発売が決定した。販売金額の一部は、日本国内の被災地への寄付を予定している。OpenSeaにて購入可能で、販売期間は4月30日まで。

次のページへ (2/2) 【写真】「ART TRUCK」として知られるデコトラの写真
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