サッカークラブが取り組むSDGs活動 人工芝から流出のごみを清掃、賛助会員も参加
一般社団法人F・マリノススポーツクラブは2日、「2021活動報告会」を実施し、賛助会員も参加するSDGs活動を行った。未来に向けて、環境問題を正面から受け止める活動となっている。
F・マリノススポーツクラブが賛助会員とともに清掃活動を実施
一般社団法人F・マリノススポーツクラブは2日、「2021活動報告会」を実施し、賛助会員も参加するSDGs活動を行った。未来に向けて、環境問題を正面から受け止める活動となっている。
“サステナブルなスポーツビジネス”を掲げて2021年に設立されたF・マリノススポーツクラブは、さまざまな活動を通してホームタウンでの地域貢献を行っているが、下部組織の選手たちによる清掃活動は特徴的だ。
清掃活動の主な対象となるのは、日本の川や海を流れるプラスチックの中で最も多いとされる、サッカークラブが関わる人工芝に加え、玄関マットなどから流出するプラスチック片だ。F・マリノススポーツクラブと連携する株式会社ピリカの小嶌不二夫代表取締役は、次のように説明する。
「通常、自分たちが関わっているスポーツが問題に関わっていると知ったら、少し無視したくなる、目を背けたくなるのが人間です。実際、そういう企業やスポーツチームは多いですが、マリノスさんは例外です。全国に先駆けて、こういった問題について『何かしていかないといけない、できることをやっていこう』と言ってくださっています。われわれもいろいろ取り組んでいるんですが、その中でマリノスさんとの連携がどんどん生まれています」
報告会の最後には、会員やクラブスタッフも参加し、日産スタジアムに隣接する「しんよこフットボールパーク」の清掃を実施。普段は目に留まらない大量のプラスチック片に驚きながら、環境問題と向き合った。
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【写真】驚きの量だったプラスチック片…「しんよこフットボールパーク」で清掃したごみの一部