アイドルグループ「Sexy Zone」の松島聡、俳優の今井朋彦、丸山智己、女優の田畑智子、川島海荷らが3日、都内の東京芸術劇場・プレイハウスで行われた舞台「こどもの一生」の取材会に出席した。

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　同作品は、1990年に「“今”を切り取った作品を」と演出家のG2が、作・中島らもに依頼し、90年、92年、98年、2012年と上演され続けてきた人気作。今回は22年版に設定をアップデートし、今年の「今」を浮き彫りにしたコメディーホラー作品となっている。

　心のケアが専門の孤島のクリニックで、ストレスを取り除くために10歳に“こども”かえりし、共同生活をすることになる松島ら5人。

　ランドセルを背に10歳を演じることについて、松島は「子どもになりすぎないように大人の気持ちを残した子どもになりました。バランスが難しかったですね」と悩んだことを告白。川島は「不思議と衣装でランドセルを背負うと『なんでもいいや』って（子どもに）なれますね」と言い、初舞台でもランドセルを背負う役柄だった今井は「原点に帰った感じがします」と心境を話した。

　田端は「動作を大きめにしたけど、今の子はすごく大人っぽいからなと思いながらも立ち方とかも、力を入れたりしました」とこだわりを告白。約3年ぶりの舞台で役と同じ10歳の子供のいる丸山は「参考にしてないけど、参考にしちゃっているところもあるかもしれない」と考え込んだ。

　3日から28日まで同所で行われる舞台。丸山は「深いテーマがあるので、楽しみながら感じて」といえば、最後に主演の松島が「演劇というエンターテイメントに、皆さんぜひお越しください」と呼びかけ、取材会を締めくくった。