さだまさし、取り壊される故郷長崎市のホールで100円コンサート開催「デビューした50年前と同じ料金」

歌手さだまさし(69)が30日夜、生まれ育った長崎市のNBCビデオホールで、「100円コンサート」を開催した。同ホール約50年前、フォークデュオのグレープとしてのデビューコンサートを行った思い出の場所。客席数304席の会場に全国から約1万通の応募があり、100円のプラチナチケットを手にした観客を前にさだは、クレープの相方だった吉田政美(69)と、グレープの楽曲「精霊流し」「紫陽花の詩」「交響楽」「殺風景」を披露。ソロとしては「北の国から」「秋桜」「主人公」など、アンコールを含め12曲を歌い上げた。

グレープとして歌うさださまし(右)と吉田政美
グレープとして歌うさださまし(右)と吉田政美

グレープの相方・吉田政美と「精霊流し」などを披露

 歌手さだまさし(69)が30日夜、生まれ育った長崎市のNBCビデオホールで、「100円コンサート」を開催した。同ホール約50年前、フォークデュオのグレープとしてのデビューコンサートを行った思い出の場所。客席数304席の会場に全国から約1万通の応募があり、100円のプラチナチケットを手にした観客を前にさだは、クレープの相方だった吉田政美(69)と、グレープの楽曲「精霊流し」「紫陽花の詩」「交響楽」「殺風景」を披露。ソロとしては「北の国から」「秋桜」「主人公」など、アンコールを含め12曲を歌い上げた。

 同公演名は「さようならNBCビデオホール~さだまさしコンサート~」。文字通り、同ホールの取り壊し決定が、コンサート開催のきっかけになった。さだは、グレープとして「雪の朝」でレコードデビュー。今年10月に50周年を迎えるが、同ホールでは、グレープとしてアマチュア時代からコンサートを行ったことから、さだはしみじみと言った。

「アマチュアだった時は280人ぐらい入ったと思う。その後、デビュー後は満席になったのですが、ソロになってからも最初にコンサートを開いたのが、このホールでしたね。客席数が少ないので、地元でのお祭りという気分で気軽に立てたんですよ」

 それだけに、取り壊しについては「『このタイミングで…』という思いです。何か、実家が取り壊されるような気分ですよね。寂しい感じです」。そして、「会場への感謝の思いを込めて、思い切って当時の入場料金(100円)で追憶コンサートを開催しようということになりました」と説明した。

 さだは4月10日に古希の70歳になり、6月1日には2年ぶりで通算43枚目のオリジナルアルバム「孤悲」をリリース。5月21日からは、全国コンサートツアー「さだまさし コンサートツアー2022」を千葉県・市川市文化会館からスタートさせる。

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