反町隆史が「漫画原作は難しい」と語るワケ 「GTO」や最新作ドラマから感じたこと
「動かない方が想像しますから、漫画の方が上をいってしまう」
とはいえ、反町は俳優デビュー当時からスター街道をまっしぐら。自身は失敗と無縁のようにも思える。「若いときは、この瞬間にはこういう表情しちゃったな、とか、こんなふうにせりふを言っちゃったなとか、ありますね。ああ解釈が甘かったなとかね」。
ドラマは1話約8分のショートドラマで、放送では各回30分という新スタイル。福原遥、中村海人(Travis Japan/ジャニーズJr.)、水崎綾女、藤井隆、萩原聖人、イッセー尾形らが競演。
「このドラマの共演者は、世代がバラバラでしたね。ただ、この作品を作る目的は一緒なので、考え方も価値観も違う中でやるのは、そこはすごく楽しかったですよ。現場では和気あいあいとした感じで、誰かが急にせりふを言い始めて、リハーサルが始まったりしました。石沢課長のキャラクターははっきりしているし、時間が1話約8分と短いので、あんまりリアリティーを追求しなくても、スーパーキャラクターでいけたんです。割と瞬間瞬間でみせた方が面白い」
代表作には「GTO」「ホットマン」などがあるが、コミック原作には難しさもあるという。「『GTO』もそうだし、これまで結構やっていますけども、漫画原作は難しいですよ。やっぱり、動かない方が想像しますから、漫画の方が上をいってしまう。でも、作り手側がしっかり把握して、『ここ大事ですよ』と分かっていれば、漫画原作を超えられるところでもあると思っていて、その部分ではすごくやりやすかったです」と話していた。
□反町隆史(そりまち・たかし)1973年12月19日、埼玉県出身。94年に俳優デビュー。97年「ビーチボーイズ」、98年「GTO」など話題作に立て続けに出演。主な出演作は「男たちの大和/YAMATO」(2005)、「蒼き狼 ~地果て海尽きるまで~」(07)、「座頭市 THE LAST」「交渉人THE MOVIE」(10)、NHK大河ドラマ「八重の桜」(13)など。15年から「相棒シリーズ」に出演。
□WOWOWオリジナルドラマ 今どきの若いモンは
4月9日午後10時30分放送・配信スタート
【放送】毎週土曜午後10時30分(全8回)[第一回無料放送]【WOWOWプライム】
【配信】各月の初回放送終了後、同月放送分を一挙配信(全22話)[無料トライアル実施中]【WOWOWオンデマンド】
※放送各回30分