ビンタで謝罪のウィル・スミス、“闘魂ビンタ”アントニオ猪木氏との意外な接点
闘魂ビンタはどのようにして生まれた?
ちなみに闘魂ビンタの起源は、諸説あるものの、参院議員時代に早稲田予備校にトークゲストとして登場した際、予備校生に放った1発が語り継がれている。
教壇で生徒から腹にきつめの正拳突きをもらった猪木氏は、瞬間的にビンタ。翌日ワイドショーやスポーツ紙で大きな話題になった。
その後、猪木氏のビンタは受けると幸運を呼ぶとされ、受験に合格したり、社会で成功する者が続出。子どもを授かりたい女性がビンタを受けて妊娠したりと、闘魂注入として現在まで幅広い人気を集めている。
実際に猪木氏のビンタを受けたことがある50代男性は29日、取材に「頭がガーンとさえるね。あれはええことある。脳が覚醒されるというか、頭から吹っ飛ぶんですよ」と語り、その衝撃を昨日のように振り返っていた。
異なるのは、暴力ではなくパフォーマンスとして認知されている点。東日本大震災でも希望者が殺到し、猪木氏は避難所で被災者や自衛隊員にビンタを連発。「復興が1日も早く実現しますように」と願う姿が印象的だった。