ビンタで謝罪のウィル・スミス、“闘魂ビンタ”アントニオ猪木氏との意外な接点

第94回アカデミー賞授賞式(日本時間28日)で俳優のウィル・スミスがプレゼンターをビンタしたことが波紋を広げた。アカデミー賞の公式SNSは「いかなる形の暴力も容認しません」と声明を発表。スミスも自身のインスタグラムで謝罪するなど、前代未聞の対応に追われた。

ビンタといえば、アントニオ猪木氏【写真:ENCOUNT編集部】
ビンタといえば、アントニオ猪木氏【写真:ENCOUNT編集部】

2002年映画「ALI アリ」で来日した際に対面

 第94回アカデミー賞授賞式(日本時間28日)で俳優のウィル・スミスがプレゼンターをビンタしたことが波紋を広げた。アカデミー賞の公式SNSは「いかなる形の暴力も容認しません」と声明を発表。スミスも自身のインスタグラムで謝罪するなど、前代未聞の対応に追われた。

 スミスは壇上に上がったプレゼンターのコメディアン、クリス・ロックが発言の中で妻を侮辱したと思い、強烈な一撃をくらわせた。その激高ぶりに華やかなセレモニーは一変し、会場は緊迫。ハプニングは全世界に生中継された。

 いかなる理由があっても暴力的行為は許されない。そんなメッセージを発したアカデミー賞だが、一方、ビンタといえば、日本では“燃える闘魂”アントニオ猪木氏の代名詞だ。猪木氏自身も、「ビンタの元祖なんですよ」と話している。

 実は、2人には大きな接点がある。猪木氏は1976年6月26日、ボクシングの世界ヘビー級王者モハメド・アリさんと格闘技世界一決定戦で激突した。スミスは2001年、映画「ALI アリ」で主演し、アリさんにふんした。翌年4月には、PRのために来日。東京・日本武道館で行われた試写会で、ゲストとして登場した猪木氏と“猪木VSアリ戦”を再現している。

 あれから20年、まさかスミスがビンタで騒動になるとは…。猪木氏もさぞかし驚いているだろう。

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