宮脇咲良新グループ名は「LESSERAFIM」(ル セラフィム) BTS譲りの強烈コンセプトに興奮

元IZ*ONEメンバーの宮脇咲良とキム・チェウォンが専属契約を交わした韓国の大手芸能事務所・HYBEが28日、2人が参加する同社初のガールズグループの名前が「LESSERAFIM(ル セラフィム)」であることを発表した。チャンネル登録者数6470万人の「HYBE LABELS」公式YouTubeにロゴモーション動画がアップされた。

宮脇咲良【写真:ENCOUNT編集部】
宮脇咲良【写真:ENCOUNT編集部】

「IM FEARLESS」と「LESSERAFIM」 表裏一体のコンセプト

 元IZ*ONEメンバーの宮脇咲良とキム・チェウォンが専属契約を交わした韓国の大手芸能事務所・HYBEが28日、2人が参加する同社初のガールズグループの名前が「LESSERAFIM(ル セラフィム)」であることを発表した。チャンネル登録者数6470万人の「HYBE LABELS」公式YouTubeにロゴモーション動画がアップされた。

 新グループについては、25日午前0時に黒バックに「IMFEARLESS」という英文が登場する公式動画がアップされカウントダウンを開始。終了時刻が72時間後の28日午前0時となっていた。「IMFEARLESS」の意味をめぐってファンの間でさまざまな解釈が行われていたが、ついにコンセプトの一端がベールを脱ぐことになった。

「IM FEARLESS」とは英語で「私は恐れ知らず」と訳される。何も恐れずに前進する強い意志を感じさせる言葉で、動画ではその「IM FEARLESS」のアルファベットが次々と入れ替わって「LESSERAFIM」という言葉に変化した。これは文字を入れ替えることでまったく別の意味を作り出すアナグラムという手法で、BTSが昨年7月9日に公開した「Permission to Dance」にも取り入れられている。文字を並べ直すと「STORIES ON PANDEMIC」(パンデミックに関するストーリー)、さらには「NO PANDEMIC STORIES」(パンデミックがなくなるストーリー)といった意味に変わる。BTSと同じ手法を取り入れた今回の映像はBTSの妹分であることを強烈に打ち出す狙いがありそうだ。ネットでは世界中のファンが英語やスペイン語で「今日からずっと応援します」「sakuraとchaewon、ついに会えるね」「とても興奮しています」「K-POP業界全体を揺るがす」などのコメントが続々と上がっている。

「IM FEARLESS」という言葉から生まれた「LESSERAFIM」とはヘブライ教の「熾天使(してんし)」。「LESSERAFIM」の発音は「Les seraphim」となり転じて熾天使を意味する。熾天使の「熾」は火が燃え盛っている様子を表しており、聖なる熾天使は天使の9階級の最上位に君臨している。体の左右に6枚の翼を持ち神に最も近い清らかな天使としてヨーロッパの絵画にも多く描かれてきた。「LESSERAFIM」をめぐってはHYBEの関連会社が昨年10月に韓国特許庁に商標登録を出願していたことが明らかになっており、ファンの間では「新グループ名はLESSERAFIMか?」と話題になっていた。

「LESSERAFIM」は6枚の翼を持つことから新グループのメンバーは6人と推測されている。SNS上では黒い衣装を着た宮脇とみられる女性が赤いレーシングカーに乗って撮影をしている動画がアップされており、これが実際のMVの撮影風景であるならばグループのコンセプト通り、何も恐れず猛スピードで疾走し炎の中を天使のように飛び回るといった動画が公開されるかもしれない。強烈な美を押し出したガールズクラッシュのグループとなりそうだ。

「IM FEARLESS」と「LESSERAFIM」が表裏一体となっている今回のグループ名。HYBEは元SM取締役でSHINeeやEXO、少女時代、Red Velvetなどを手掛けたミン・ヒジン氏をCBO(Chief Brand Officer)に迎えている。そのSHINeeは2010年7月に堕天する前は最上級の熾天使であった「Lucifer(ルシファー)」をコンセプトにした同名楽曲を発表している。ミン・ヒジン氏がどのように「LESSERAFIM」に関わっているのか気になるところだ。

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