「GENIC」の増子敦貴、機界戦隊ゼンカイジャー出演でファンにも変化「原点に戻る感覚」
男女7人組ダンス&ボーカルグループ「GENIC」の増子敦貴が、スーパー戦隊シリーズ「機界戦隊ゼンカイジャー」(テレビ朝日系)を終えた今の役者への思いを語った。
「GENIC」の増子敦貴、二足のわらじのポイントを告白
男女7人組ダンス&ボーカルグループ「GENIC」の増子敦貴が、スーパー戦隊シリーズ「機界戦隊ゼンカイジャー」(テレビ朝日系)を終えた今の役者への思いを語った。(取材・文=竹之内梨佐)
グループで活動をしながら、ツーカイザー/ゾックス・ゴールドツイカー役としてレギュラー出演。二足のわらじに「役者1本じゃできない経験。ライブも舞台とは違う熱量で空気感。刺激的な経験ができてどっちも楽しい経験させてもらっている」と振り返った。
スケジュールはハードだった。「スケジュール的なもので気持ちに体がついて行かないときが1番つらい。どっちも100%でやりたい熱量と僕の中の根性は全面的に出しているつもりなんですけど、体力がなかったと感じたあとに、気が落ち込んでしまうときがある」と葛藤を明かした。
苦労と戦いながらも日々成長し続ける増子。全力で取り組める源について「ライブに来てくださるファンの人の思いが1番。幸せな顔してくれると心が温かくなるし原点に戻る感覚。ヒーローショーでは子どもたちが楽しんでくれている姿をみるともっとがんばろうって。僕は表に立つのが好きだと思う」とにっこり。
役者とGENICの活動の切り替えについても「いい意味で“増子敦貴”を演じている。それは僕の素でもあるからやっていて楽しい。役者業も、何かを演じることはストレス発散にもなるし、人を演じるのは飽きないし、やりがいを感じることもある。スイッチの切り替えとしては、今日も新鮮な1日が待っているぞと、自分に言い聞かせて“増子敦貴”に変身! ってことが多いです」と前向きだ。
「機界戦隊ゼンカイジャー」との出会いは、GENICの現場にも変化をもたらした。親子でツアーに参加してくれる人やヒーローショーに足を運んでくれるファンも増えた。役者とグループの両立生活を乗り越えた増子が見据える未来は明るい。
「僕のことを好きになってくれて、ファンクラブに入ってくれた子もいれば、イベントに来てくれる子もいるのでその人のためにももっともっと頑張らなくちゃ。もっとGENICの名前を広げて中身を知ってもらえるところまで頑張らないといけないなと思います」
□増子敦貴(ましこ・あつき)2000年1月5日、福島県出身。16年 「人魚外伝~Anecdote of Mermaid~」で舞台デビュー。近作では、18-20年ミュージカル「テニスの王子様」3rdシーズン白石蔵ノ介役。19年、男女7人組ダンス&ボーカルグループ「GENIC」のメンバーとして活動開始。21年テレビ朝日系「機界戦隊ゼンカイジャー」ツーカイザー/ゾックス・ゴールドツイカ―役で出演した。3月31日にセカンド写真集「彼方の空/海の旋律」(KADOKAWA)の発売を控える。