【ONE・X】秋山成勲が青木真也との“因縁”に決着! 劣勢跳ね返し大逆転「途中ね負けそうになったけど」

元UFCファイター秋山成勲(46)が元ONEライト級王者・青木真也(38)を2RでTKO。不利な下馬評を覆し、“因縁”の対決を制した。

秋山成勲のラッシュで青木真也の顔が真っ赤に【写真:(C)ONE championship】
秋山成勲のラッシュで青木真也の顔が真っ赤に【写真:(C)ONE championship】

再注目のライト級マッチ

アジア最大の総合格闘技「ONEチャンピオンシップ」の10周年興行「ONE・X」(3月26日・シンガポールスタジアム)ライト級(77.1キロ)5分×3R

 元UFCファイター秋山成勲(46)が元ONEライト級王者・青木真也(38)を2RでTKO。不利な下馬評を覆し、“因縁”の対決を制した。

 秋山が衝撃の大逆転劇だ。握手を交わした2人。1Rは青木が組みに行く。秋山のバックを取り、上に乗ると首を絞めに手をかけ得意の形に持ち込む。外されたが、組み付いたまま側頭部へ打撃を加えていく。ケージに頭をつけ粘る秋山。なんとか1Rはしのぎ切った。

 青木が完全に優勢だったが、2Rに秋山が逆襲に出る。青木に片足を取られそうになるが、ここで秋山が打撃で反撃。立て続けにパンチを当て、青木をふらつかせる。ケージ際までおいつめると、さらにパンチを重ね、レフェリーがストップした。秋山は歓喜の雄たけびを上げた。

 試合後のインタビューでは「途中ね負けそうになったけど、セクシー山って言ってくれたので力が入りました」と歓喜。続けて「2R始まったときに青木選手の顔見た時に、一瞬目が引いたんですよね。ここでいかないと負けちゃうと思っていきました」と振り返り、さらに次のステップを問われると「もっとセクシーな試合をします」と言い、場内を沸かせた。

 両者の対決ストーリーの始まりは、2008年9月の「DREAM.6」。青木が秋山に対戦要求をするも、カードは実現しなかった。

 昨年9月にはONEに所属していた2人に対してオファーがあり決戦の機運が高まったが、秋山が怪我を理由にオファーを断り、試合は消滅。同年11月の「Road to ONE: 5th Sexyama Edition」では、選手として出場していた青木が解説席にいた秋山に対して「(試合のオファーを)お前、なんで断ったんだよ!」と激怒。“場外戦”が繰り広げられ、大きな話題となっていた。

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