【新型コロナ】新型コロナウイルスには正しい腸活で対抗!  “温酢キャベツ”で免疫力アップ

正しい腸活のための簡単レシピを紹介する田和璃佳さん
正しい腸活のための簡単レシピを紹介する田和璃佳さん

“温酢キャベツ”と“タマネギヨーグルト”がオススメ

 極端な食事制限などを正したうえで、田和さんが勧める簡単手作り総菜は“温酢キャベツ”と“タマネギヨーグルト”だ。
“温酢キャベツ”は食べやすい大きさに切ったキャベツを電子レンジで温め、そこへリンゴ酢と塩麹を4対1の割合で入れて混ぜ合わせる、という簡単な一品。

 「キャベツは免疫力を高めるビタミンCや食物繊維が豊富。今の時期はおいしい春キャベツが手頃な価格で手に入りますよ。酢に含まれる酢酸は便秘の改善ができるし、脂肪の吸収をおさえてくれます。リンゴ酢はフルーティなので、酢が苦手な方でもとりやすくてオススメです。塩麹も腸内環境を整えてくれるので、キャベツ+リンゴ酢+塩麹の組み合わせは腸活にとってとても良いといえます。毎日小皿1杯(約100グラム)とってほしいですね」
味に飽きたら塩昆布を加えたり、焼き魚にのせたり、といったアレンジをすると続けやすい。

 “タマネギヨーグルト”はスライスしたタマネギをヨーグルトに入れて混ぜて一晩おくだけ、という、これも簡単な一品だ。
「タマネギに含まれるアリシン(硫化アリル)は強い殺菌作用があり、体内に入った病原菌を退治してくれます。また、免疫力を高める作用もあります。食物繊維も豊富ですから、発酵食品のヨーグルトと一緒にとると腸活効果はさらに高くなります」

「40代からはじめる『腸活×菌活』完全マニュアル」(徳間書店)
「40代からはじめる『腸活×菌活』完全マニュアル」(徳間書店)

腸内環境は2週間で変化する

 外出がままならなくなっている今、運動不足に陥りやすく便秘にもなりやすい。便秘は腸内環境を乱し、腸内環境が乱れると抵抗力が落ちる……という悪循環に陥りやすい。今こそ正しい腸活で体調を整えたい。
「新型コロナウイルスの影響がどれくらい続くかわかりませんが、腸内環境は2週間で変化します。酢キャベツやタマネギヨーグルトを食べて、ぜひ免疫力を高めていただきたいですね」

 ちなみに、ストレスも腸内環境を悪化させるという。家族が顔をつきあわせて家に引きこもっていると、家族全員のストレスが高まりそうだ。腸活で腸内環境をしっかり整え、ストレスに負けない強い身体を作らないと、新型コロナウイルス対策で行動制限をしたのに本末転倒になりかねない!?

□田和璃佳(たわ・りか)1971年10月26日大阪府生まれ。34歳で長女を出産したのを機に健康と美容について栄養学などを学び、2015年、日本成人病予防協会認定の健康管理士の資格を取得。同じ頃、感染免疫学の第一人者・藤田紘一郎東京医科歯科大学名誉教授が提唱する腸活を実践し、長年の便秘を克服。“美・健康・長寿の根源は腸にあり”と考え、腸活の重要性と具体的な方法をまとめた“美腸活Methods”の講演・執筆活動を行っている。2020年、日本美腸メソッズ協会を設立し、「40代からはじめる『腸活×菌活』完全マニュアル」(徳間書店)上梓。

次のページへ (3/4) 田和さん手作りの“温酢キャベツ”と“タマネギヨーグルト”の写真
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