青木真也、秋山成勲は「どうでもいいんだよ」の真意 “興味がない”相手と闘うワケとは?

秋山には「美しさがないしプライドがない」

「損な役回りで目先の利益とか分かってたとしても真実を言い続けたい。僕は思ったことを思った通りに言い続けたい。本音と建て前だったら本音を言い続けたい。そういう映画でありドラマであると思う」

 秋山を「虚構野郎」とこき下ろす青木。「(秋山は)きれいごとしか言わないでしょ。見え方だけ気にしている。利口じゃない、小利口なんですよ。美しさがないしプライドがない。それなのにきれいごとを言うから気に入らない」。本音で生きる青木にとっては、秋山の生き方とはあまりに対照的ということだ。

「格闘技=芸事」なら、スポーツの境界線とはなんなのか――。青木は「良い視点だと思います」とうなずきながら、こう続ける。

「ただ運動が得意で運動をして競いあっている人と、何か伝えたいメッセージとか何か人の感情揺さぶりたくてやっている人の違いかなと」

 異端の柔道家だった過去も知られる青木。「俺は、でもずっと基本的には人の感情揺さぶりたいと思ってやっていましたよ」と信念はぶれていない。

 名誉やベルトを欲するわけじゃない。青木が闘う理由はシンプルだ。

「自分がやりたいことをやりたい? はい。そうです」と明確に言い切る。秋山戦は自らが描き、歩むストーリーの1ページだというわけだ。

 一方で、結果がすべての格闘技。「恥をかく覚悟はしていますよ。だから僕、誹謗中傷がダメなんて1回も言ったことがない」。結果が出なければ批判は甘んじて受け入れる。26日、シンガポールで青木が演じてくれるドラマが楽しみだ。

 試合はABEMA PPVで独占配信される。

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