女優の川栄李奈が3代目のヒロインの大月ひなたを演じるNHKの連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」（毎週月～土曜、午前8時）の第100回が23日に放送され、ひなたの母・るい（深津絵里）が髪を短くした新たな髪形で登場した。深津がるいを演じて以来、最も短い髪。演出の橋爪紳一朗氏に背景を取材した。

「少しずつるいの扮装の変化をつけるのは時代変化の描き方の一つ。その大きな流れの中に深津さんの髪形もありました。短くしたいというのは深津さん含めチームみんなで話して、いろいろ話した結果、あの髪形になりました」

　深津や周囲の評価はどうだったのか。

「深津さんは何でもお似合いになるし、スタッフの間でも評判でした」

　劇中にも、るいが髪形を突然、変えた説明はなかったが、さりげない日常の流れの中に時代の移り変わりを感じさせる演出。急に老けてしまう扮装もよくあるが、さわやかな印象をもたせる変化も朝の時間帯には効果的な気がする。