【RIZIN】山本空良の父・喧一会長が「UWF継承マッチ」の舞台裏激白「(骨が)パキッと」

新生令和UWF始動開始

――試合後に、リング上で中村選手と長い時間、話していました。

「リスペクトと息子のことを『強い』と認めてくれていました。『ビビっちゃいました』って言ってくれていましたね。前日から考えが変わったらしいですね」

――中村選手は「眠れなかった」とコメントしていました。会長は試合映像は見ていますか?

「まだ見ていないですね」

――高田キャプテンが「(UWFのことは)Wikipediaで調べてくれ」と話していましたけど、同じ解説席にいた中井祐樹さんも「ここは高田さんが……」と一歩引いて、高田キャプテンが「ここを狙っています」と解説されていました。

「高田さんがいつになく饒舌だったとは聞きました。懐かしんでくれたんですね」

――試合後に高田キャプテンと会われていましたね。

「すごい息子のことを喜んでくれて。孫を見るような目でいい話をしてくれましたね。だから今回いろんな意味でうれしかったですね。成長してきた息子の姿を高田さんに見せられたし、自分が東京を離れて(拠点を北海道に移して)10年でそういうことをやってきたと見せられたし、高田さんも評価していただいていると思います。RIZINに上がってくるなんて、生半可な実力じゃ上がって来れませんからね。息子だって甘やかしたところで、恥をかくだけですから」

――実績的はまだ中村大介のほうが上だとは思いますけど、現時点では山本空良が“U”の代表になってしまったわけだから、変な相手に不覚を取ってしまうと、“U”を汚すことになってしまいます。

「今回、彼にとってこの結果は大きかったと思います。今回はお客さんもすごく入っていたし、そのなかである程度は証明できたのかなと、息子のポテンシャル(潜在能力)を。だから中村選手レベルの選手にフルラウンド闘って勝ち越したことは大きいと思います」

――榊原信行CEOの総評では、マスコミ陣から中村VS山本戦に関する質問はなかったので、まだもう一段上がらないと一部の人にしか届かない、という意味だと思うんです。

「UWFを背負っている身としては、現代MMAファイターをどう料理するか。どうにか伝承マッチは制したけど、今度は新生令和UWFがはじまるんですね」

――新生令和UWF!

「息子にも言ったんですけど、『ここからは修羅の道だよ。ここからは強い相手しかいないから。ここに上がって結果を出したからには、悠長なことは言っていられないから。RIZINといえども練習だと思って、試合と共に成長していくしか道はないよ』って。だから本人も、いままで以上に死に物狂いでやると思います」

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