別府由来、暴太郎戦隊ドンブラザーズに懸ける覚悟「子どもたちが夢を持つきっかけに」
戦隊シリーズ46作目「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」で「サルブラザー / 猿原真一」役をオーディションで勝ち取った23歳の別府由来。1年間という長い期間、役と向き合う生活がスタートした。そんな別府に憧れの先輩像など、話を聞いた。
暴太郎戦隊ドンブラザーズ出演で磨きたいことは人間性
戦隊シリーズ46作目「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」で「サルブラザー / 猿原真一」役をオーディションで勝ち取った23歳の別府由来。1年間という長い期間、役と向き合う生活がスタートした。そんな別府に憧れの先輩像など、話を聞いた。(取材・文=竹之内梨佐)
――戦隊シリーズの46作目「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」に「サルブラザー / 猿原真一」として出演しますが、どんな役柄ですか。
「自分を変人と思っていない、とても頭が良くて、分析能力があるキャラクターです。近隣の人々からは教授と呼ばれ、良き相談相手になっている、人間味があって、さり気なく子どもを助けるシーンが多いんです。第3話で初変身したんですけど、困っている人がいて、歩きながら『アバターチェンジ!』でサラッと“変身!”みたいな(笑)。(サルブラザーとしてヒーローに選ばれた)自分の運命を受け入れている役なので、今の段階では、ヒーローとしての自覚が一番ある人物ではないかと思っています」
――オーディションはどんな思い出がありますか。
「演技審査はもちろん、半分以上は雑談でした(笑)。対応力を見ていたみたいです。元々主役のレッドよりは、違う面を持ったキャラクターを演じたかったので、自分の中では希望通りの結果でした」
――撮影に入ってみての印象はどうでしょうか
「戦隊シリーズというと、ヒーローみんなが集まるイメージがあるかもしれないんですけど、変身するまでは誰かと誰かのペア(での出演シーン)しかないんです。そして、今回は、自分の意志で変身する以外にも、“呼び出し変身”といって、変身させられるシーンもあります。今までとは異なる新しい試みが多い撮影だと思います」
――1年間役と向き合うことに対しては、どのように感じていますか。
「『戦隊シリーズ』『ライダーシリーズ』『大河ドラマ』など、1つの役と向き合い続ける機会は中々ないと思っているので、いろいろな意味で人間性を磨いていきたいです。自分の短所を補ってくれる仲間からいいところを学びステップアップしたいです。そして、子どもたちが夢を持つきっかけになれたら。いつか『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』をみて『オーディションに来ました』という人が出てきてくれるくらい頑張りたいです」
――最後に役者業をする中で、憧れの先輩を教えて下さい。
「憧れや目標という具体的な方ではないのですが、自分の理想の人物像としては『自分の作品を見てくださった誰かにとって何かのキッカケになるような人だったり作品』になれたらと思っています。でも実は(スカウトされた当時)北川景子さんが大好きで、絶対スターダストプロモーションにしようって思っていました」
□別府由来(べっぷ・ゆうき)1998年11月24日生まれ。身長185センチ。美容師免許を持ちながらも、2020年1月にラジオ「FESTIVAL OUT」で芸能活動開始。21年FOD配信ドラマ「ヒミツのアイちゃん」で役者デビュー。同年に配信音楽番組「MUSIC PARADE-speakers-」でMCや22年株式会社ドミノ・ピザ ジャパンのCMに出演。3月からは、戦隊シリーズの46作目「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」に「サルブラザー / 猿原真一」として出演している。