T-BOLAN森友嵐士の“困難を乗り越えるヒント”「結果ばかりの時代に逆行したっていい」

家族や仲間、T-BOLANのメンバーと寄り道しながら歩く幸せ

――先ほど山登りに例えましたが、森友さんご自身、今は何合目あたりにいると思いますか?

「何合目なんでしょうね(笑)。50代だから5合目くらいじゃないですか? 100までは生きられないと思うけれど、俺はめちゃくちゃ寄り道が多くて全然真っすぐ登ってない(笑)。あっちに行ったり、こっちに行ったりで。

 でも俺は早く高く登るよりも誰とどんなふうに登るかってということの方が楽しい。相手が休みたいと言ったら休みますし、子どもたちがあっちに行きたい、ここで遊びたいと言ったら一緒にそうしますし。そんな寄り道が多いんです。そう考えたらまだ5合目にも行ってないかもしれないですね(笑)」

――寄り道にこそ意味があると?

「大事なのは頂上にたどり着くことではなくて、生きている今、俺は頂上に向かって歩いているんだっていう意識だと思うんです。自分が行きたい場所に向かってそこに間違いなく進んでいる。でも俺の寄り道が多いのは家族や仲間、そしてT-BOLANのメンバーたちと一緒に右往左往したいんです。そんな寄り道をしながら登っていくのも面白いんじゃないのかな? っていつもそう思っていますよ」

□T-BOLAN(ティー・ボラン)ボーカル森友嵐士、ドラム青木和義、ギター五味孝氏、ベース上野博文の4人からなる伝説のロックバンド。1991年7月シングル「悲しみが痛いよ」でデビュー。同年12月にリリースしたセカンドシングル「離したくはない」が異例のロングヒットを記録。その後も次々とヒット曲を連発するが、ボーカルの森友が心因性発声障害を発症し、それが原因で99年に解散。森友の懸命なリハビリの末、2012年、奇跡の再結成を遂げた。しかし15年3月今度はベースの上野がくも膜下出血で倒れ、一時は意識不明になるも家族やメンバーの献身的な看病もあり、16年12月31日に奇跡の復活を果たす。そこでT-BOLANは完全復活を宣言。18年には約23年ぶりの本格的な全国ツアーを敢行。そして22年3月14日、約28年ぶりとなる待望の6thオリジナルアルバム「愛の爆弾=CHERISH ~アインシュタインからの伝言」を発売。さらに4月13日には、メジャーデビュー30周年を迎えたベストライブツアーのファイナル公演を完全収録したDVD「T-BOLAN LIVE HEAVEN 2020『the Best』~繋~ 愛の爆弾=CHERISH FINAL」も発売する。

T-BOLAN公式HP:http://www.beinggiza.com/zain/t-bolan/

公式YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCOmsRA-uLJ2y6UaGC-9iCyw

「T-BOLAN『愛の爆弾 PROJECT~MESSAGE FROM アインシュタイン』LIVE TOUR 2022」

ライブスケジュール(今後のスケジュールは決定次第発表)
4月15日(金)千葉・成田国際文化会館
4月23日(土)京都・舞鶴市総合文化会館 大ホール
5月01日(日)神奈川・神奈川県民ホール
6月03日(金)熊本・荒尾総合文化センター 大ホール
6月04日(土)福岡・福岡市民会館 大ホール
9月18日(日)長崎・長崎ブリックホール 大ホール
9月19日(月・祝)大分・大分iichikoグランシアタ

詳しくはオフィシャルサイトへ
http://www.beinggiza.com/zain/t-bolan/#ainobakudan-tour

次のページへ (4/4) 【動画】1993年3月10日に発売したT-BOLAN 8名目のシングル「すれ違いの純情」…93年渋谷公会堂でのライブ動画
1 2 3 4
あなたの“気になる”を教えてください