乃木坂46・岩本蓮加「最初の作品がこれでよかった」 宝田明さんと共演で銀幕デビュー
「最初の作品がこれでよかったな、とすごく思っています」
それに趣味のカメラはどんどん熱中するように。新しくやってみたいことも増えた。「写真を撮ることがすごく好きで、思い出を残すことができて、うまく撮れた時は誇らしい気持ちになります。もともと携帯で写真を撮っていたのですが、高校生になって追求していくうちに、一眼レフやフィルムカメラが欲しくなって。どこか田舎に行って、桜の写真を撮れたらいいなと思っています」と笑う。
主人公の成長とともに、平和へのメッセージも込められた本作が銀幕デビューになった。「最初の作品がこれでよかったな、とすごく思っています。自分自身、勉強になりましたし、メッセージ性のある映画を演じられてありがたい気持ちでいっぱいです」。
女優業への意欲を高めたことで、アイドル活動との両立にも思いをはせる。女優としても輝きを見せるグループのメンバーの姿を普段から間近で見ていることで、「(両立は)すごいなと思います。アイドルの面では、ライブのリハーサルとドラマ撮影の期間が重なると、リハーサルにあまり参加できないというケースが出てきて、いまグループで本当に多いです。それでも、ライブの日程は決まっているので、そこまでにアイドルとしての自分を仕上げないといけないです。めちゃくちゃ努力して取り組まないと務まらないと思います。中途半端な気持ちでは両立できないし、大変なことだなと思います」と話す。
自分自身でも見つけた新たな可能性。女優業の今後についてこう力を込めた。「完成した作品を見た時に、達成感とともに、人に伝えられるお仕事っていいな、と改めて思いました。(両立は)大変だとは思いますが、新しい世界を知ることができます。いい勉強になりますし、すてきな経験です。今後もできたらうれしいな、またやりたいなと思っています」
※インタビューは宝田明さんの生前の3月10日に行われた。
□岩本蓮加(いわもと・れんか)2004年2月2日、東京都生まれ。2016年にアイドルグループ「乃木坂46」に3期生として加入。18年、シングル「ジコチューで行こう!」で初めて選抜メンバー入り。身長159センチ。趣味はカメラの撮り歩き。