柿澤勇人、初共演のウエンツ瑛士は「信頼できる相棒」 木南晴夏と3人で幼なじみ役
俳優の柿澤勇人が20日、東京国際フォーラムで行われた主演ミュージカル「ブラッド・ブラザーズ」の取材会に登壇。ほかにも、柿澤とダブル主演を務めるウエンツ瑛士、木南晴香、演出を担う吉田鋼太郎が出席した。
ミュージカル「ブラッド・ブラザーズ」取材会
俳優の柿澤勇人が20日、東京国際フォーラムで行われた主演ミュージカル「ブラッド・ブラザーズ」の取材会に登壇。ほかにも、柿澤とダブル主演を務めるウエンツ瑛士、木南晴香、演出を担う吉田鋼太郎が出席した。
同作は、1983年ロンドン・ウエストエンドでの初演以来、世界中で愛され、日本でも1991年以来繰り返し上演されてきた不朽の名作。二卵性双生児として生まれたミッキー(柿澤)とエドワード(ウエンツ)の数奇な運命をたどる物語だ。
初共演となる柿澤とウエンツだが、プライベートでの交友関係もあり、「まったく初めての感じがしなかった。目を見るだけで安心する。ゆだねられる信頼感は稽古の最初の方から感じていた。すてきな俳優で信頼できる相棒」と紹介した。
柿澤は蜷川幸雄の公演でパリに木南と参加していたときに、ロンドン留学をしていたウエンツが見にきたという。本作で3人は幼なじみの役の設定で、柿澤は「(パリで)2、3日飲んだり買い物したりこの3人でやっていた。本当にこの(作品の)幼なじみの3人が、そのままパリで最初から幼なじみになっていた」と懐かしそうに振り返り、「『ブラッド・ブラザーズ』の話がきてキャストを見たときに、こんな奇跡があるんだ」と驚いたことを明かした。
また、吉田の言葉で印象に残っていることを聞かれた柿澤は、「蜷川さんを彷彿させるようだった。酸欠になりそうなぐらい体力的にも追い込まれていて下向いてガクンとしているときに、いい芝居というのは決して楽ではない。命懸けて苦しい思いをしてやっとお客さんに届くんじゃないかとおっしゃていたのが印象的だった」と語った。
公演は同所にて21日~4月3日まで行われるほか、愛知、福岡、大阪でも上演される。