吉田鋼太郎、イギリス留学経験のウエンツ瑛士をイジる「左右対称が取れない。離れていく」
俳優の吉田鋼太郎が20日、東京国際フォーラムで行われた自身が演出を務めるミュージカル「ブラッド・ブラザーズ」の取材会に出席。取材会には、ダブル主演の柿澤勇人とウエンツ瑛士のほか、木南晴香も出席した。
ミュージカル「ブラッド・ブラザーズ」取材会に出席
俳優の吉田鋼太郎が20日、東京国際フォーラムで行われた自身が演出を務めるミュージカル「ブラッド・ブラザーズ」の取材会に出席。取材会には、ダブル主演の柿澤勇人とウエンツ瑛士のほか、木南晴香も出席した。
同作は、1983年ロンドン・ウエストエンドでの初演以来、世界中で愛され、日本でも1991年以来繰り返し上演されてきた不朽の名作。二卵性双生児として生まれたミッキー(柿澤)とエドワード(ウエンツ)の数奇な運命をたどる物語だ。
本作で吉田は初のミュージカル作品を手掛けることになり、これまで演出と出演を兼ねてきたが、今作では出演はしない。吉田は、「初めて尽くし。シェイクスピアの作品が多いのですが、それに比べると、不謹慎かもしれませんが仕事が楽しい」と笑顔を見せ、「役者同士がコミュニケーションしていかないと歌にならない。コミュニケーションが取れた場合は素晴らしい歌が立ち上がってくるということを、演出をしていてあらためて思った」と心境を語った。
稽古は順調だったという吉田は、取材陣からの「出たくなったりは?」という質問に「初めは出たくなるかと思ったけど、見ているうちにすごく訓練された方たちだったの出る幕がないと思った」と出演者たちを称賛した。
同作はイギリスを舞台にしていることもあり、イギリスに留学をしていたウエンツが「行ってきたんだよね」とイジられることを告白。吉田は「素晴らしいですよ。イギリス感満載。蜷川(幸雄)さんが『イギリスの俳優って左右対称の位置が取れないんだよね。稽古よりそっちの方が苦労する』とよく言っていた。ウエンツくんがそうだった。離れていく」と明かすと、ウエンツは「確実にイギリス人に近づいている」と話し、笑いを誘った。
公演は同所にて21日~4月3日まで行われるほか、愛知、福岡、大阪でも上演される。