女優の小松菜奈、俳優の坂口健太郎、ロックバンド・RADWIMPSの野田洋次郎が17日、都内で行われた映画「余命10年」の大ヒット御礼舞台あいさつに出席。野田が主題歌「うるうびと」をピアノの弾き語りで生披露すると、ダブル主演を務めた小松と坂口は「すごすぎます」「胸がいっぱいになった」と大感激だった。

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　しっとりと野田が歌いあげると、小松は「すっごい。すごすぎます。言葉に言い表せない。超贅沢な時間だと噛み締めていた。感情を優しくえぐってくる感じ」と感動し、「こんなすばらしい曲を、この作品に命を吹き込んでくれて本当にありがとうございます」と感謝した。坂口は感想を求められると「いやぁ、もう。ねぇ……？」ととっさに言葉にできず。「胸がいっぱいになった」としみじみだった。

　大勢の前での演奏となり、坂口は「手が震えましたね。人前でこの曲を歌うのが初めて。主演の2人と映画を見たみなさんの前で演奏できて幸せでした」とほほ笑み。これまでアニメ映画の主題歌などを手がけてきた野田は、本作で実写映画の主題歌と劇伴を初めて担当。「毎日スタジオに行って、毎日映画を見ながら毎日涙を流していた。この中だと断トツで映画を見ています。ぜひ追いついてほしい（笑）」と制作秘話を明かした。

　本作は、2017年に発売されSNSを中心に話題となった小坂流加氏による同名恋愛小説が原作。不治の病により余命10年と知った20歳の茉莉（小松）は「もう恋はしない」と決意するも、和人（坂口）と出会い、次第に心が動き出していくというストーリー。