加藤清史郎に「刺激をもらった」 共演した茅島みずきが感じた魅力「コミュ力が非常に高い」
大分県日田市を舞台に、豊かな自然の中で高校生たちが「げたダンス」で町おこしを繰り広げるドラマ「君の足音に恋をした」がNHKBSプレミアムで放送される。
撮影を終えた2人が語る見どころとは?
大分県日田市を舞台に、豊かな自然の中で高校生たちが「げたダンス」で町おこしを繰り広げるドラマ「君の足音に恋をした」がNHKBSプレミアムで放送される。
主人公は東京から日田市に引っ越してきた高校生・小林大樹で、NHKのドラマ初主演となる俳優の加藤清史郎が担当する。また、日田市で生まれ育ち過去には豪雨災害で被災した経験を持つ高校生の工藤美咲を、女優の茅島みずきが演じる。
ドラマは、日田市の名産品となる「日田げた」を履いて活動する、げたダンスチームの「日田下っ駄ーず」を中心に繰り広げられる青春ストーリーとなる。今回、撮影を終えた加藤と茅島が特別にインタビューに答え、ドラマの魅力を語った。
撮影は全編を通して日田市で行われ、2人は2週間近く滞在することに。加藤は日田市の魅力について、「夜になると町がとても静かになるんです。撮影が早く終わった日にはよく散歩をしていたのですが、澄んだ空気がすごく好きでした。自分の心を落ち着かせることができる、大切な場所を見つけられました」と語った。茅島は、「長崎県出身なので、日田は家族で何度か訪れたことがありまして、夜景がきれいでご飯がおいしかった記憶がありました。撮影中は、日田のみなさんがすごく優しくて、温かい言葉をかけていただくことも多かったです」と明かした。
今回のドラマで初共演となる加藤と茅島。お互いの印象について加藤は、「初めて会ったときからすごく仲良くお話できたと思います」と明かすと茅島は、「加藤さんは子役のときから色々な作品に出られていて、始めはすごく緊張しました。でも、コミュニケーション能力が非常に高くて、現場でも共演者やスタッフさんに積極的に声をかけていて。役に対しての考え方もしっかりとしていて、共演したことで刺激を多くもらいました」と語った。
重要なキーワードとなる「日田げた」を履いて踊ったダンスについて、茅島は「下駄を履いてダンスをするのは今回が初めてだったので、慣れるのに時間がかかりました。足が痛くなりながらも練習を必死にして、本番にはなんとか間に合いました」と苦労を語った。また、加藤は「下駄ダンスはインパクトのある見た目に加えて、『カランコロン』『カンカン』と鳴る音が非常に魅力的で注目していただきたいです」と明かした。
撮影の合間には地元の料理を堪能したという2人。名物の「日田焼きそば」が特においしかったと話す加藤は、「作り方を教えてもらったぐらいはまりました。撮影で日田焼きそばを食べるシーンがあるのですが、カットがかかってもずっと食べ続けてしまうくらい好きです」と笑いながら裏話を明かした。
最後に茅島は撮影で感じた事として、「日田は水害という自然災害に見舞われた経験の多い町です。でも、日田のみなさんはこの町が大好きで、だから引っ越したりしない方が多いのだと思います。そういう地元の方々の強さとか、明るさや元気をこの作品を通して伝えられると思います」と話した。
日田市の魅力を青春ストーリーとともに描いた「君の足音に恋をした」は、今月23日夜10時からNHKBSプレミアムで放送予定となる。