【RIZIN】「ベルトが似合うのは朝倉未来。いつかその強さを…」“Uの子孫”山本空良が激白

練習ではジョーンズやマクレガーのマネを

振り返ると、山本の父・喧一はUWFインターナシュナル時代、18歳で桜庭和志戦を行い、大阪城ホールでデビュー。19歳で新日本プロレスとの対抗戦に出場し、東京ドームでは大谷晋二郎と闘った。同様にその次男坊である空良もRIZINでは次々と大会場での試合を経験していくだろう。

「正直、『RIZIN TRRIGER 1st』での鈴木戦は、試合が決まった時はまったく緊張しなかったのに、当日はめちゃめちゃ緊張しました。会場が予想以上に大きくて身が固まっちゃったんです。ただ、それも徐々に慣れるというか、『RIZIN TRRIGER 2nd』(2月23日、静岡のエコパアリーナでの新居すぐる戦)はリラックスして試合ができた。次はRIZINのナンバーシリースですけど、当日また緊張しないように、今から準備します」

 山本の言う「準備」のひとつが、父・喧一会長の話す「試合も練習だ」という言葉になる。

「会長からは『変に見せようと思わなくても、強ければなんとでもなるから』と言われています。『自分が強ければ勝手に面白い試合になるから』って」

 そんな山本に影響を受けたファイターは誰かと聞いてみると、こう答えた。

「よくUFCの試合映像を見たりするんですけど、最初に好きになったにはジョン・ジョーンズ選手でした。見たらすぐに関節蹴りとかヒジの使い方とか、そういう技を練習します。コナー・マクレガー選手の下がりながらのパンチを練習したり。マネして練習に取り入れていくんですね。ただ、そういうひとつひとつの技とかじゃなくて、生き方で影響を受けたのは会長が一番なんじゃないかな」

 ちなみに山本は喧一会長の試合映像はどこまで確認しているのだろうか。

「会長の試合は、ムエタイの試合とUFCのタイトル戦(2000年12月6日、ディファ有明でのパット・ミレティッチ戦)は見たことがあります。自分からするとすごいとしか言いようがないですけど、自分が(UFCのタイトルを)代わりに取りたいと思います。代わりっていう言い方をしていいのか分からないですけど、たぶん今後も会長がいろんな技を開発したり、いろんな技を取り入れると思うんです。それを受け継いで、自分もその技の構成を使っていると思うんですけど、それが世界に通用するのを自分が見せたいなあとは思います」

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