【RIZIN】「ベルトが似合うのは朝倉未来。いつかその強さを…」“Uの子孫”山本空良が激白

山本は現在、Fighting NEXUSフェザー級王者でもある【写真:ENCOUNT編集部】
山本は現在、Fighting NEXUSフェザー級王者でもある【写真:ENCOUNT編集部】

「朝倉選手やクレベル選手は見ていて楽しいんですよね。ってことはやったら…」

 また、山本は昨年4月には脱臼癖があった肩の手術を行い、10月にリハビリを終えた。

「リハビリが終わってすぐに修斗のランカーの方(野尻定由)とやらせていただいて(判定勝ち)。その後、『RIZIN TRRIGER 1st』(11月28日、神戸ワールド記念ホール)が決まって。でも正直、決まった瞬間は『ヤッター!』っていう感じじゃなくて、スタート……、やっとはじまるのかなあと思っていました」

「RIZIN TRRIGER 1st」の相手は鈴木千裕だったが、惜しくも判定負け。しかし父・喧一会長は山本は肩の具合が本調子でないことを知っていたせいか、そこまで落ち込むことも責め立てることもしなかった。

「会長にはずっと『試合は練習だ』と言われてきました。それと自分が本当に勝ちたい時だったり、ベルトを賭けている時だったり。そういった瞬間に勝てばいいっていわれているんですね。だからRIZINが決まった時も、今も、勝ち続けるのもそうですけど、それよりも挑戦だと思っています」

 自らのテーマに「挑戦」を掲げる山本。では次の目標はどこに定めているのか。山本が闘っているRIZINのフェザー級には王者・牛久絢太郎を筆頭に、クレベル・コイケ、朝倉未来、斎藤裕……と人材が揃っている。もちろん、一人一人潰していくとしても、そのなかで闘いたい相手は誰になるのか。

 この質問に山本は、かなり熟考した後、次のように答えた。

「誰とかあ……うーん……なんていうんですかね。RIZINのベルトが似合うのは朝倉未来選手だったりクレベル選手だと思っているんですよね。だから似合う選手と闘いたい。似合うとか似合わないとかってヒドい言い方かもしれないですけど、クレベル選手も朝倉未来選手も、今、成長しているじゃないですか。今、どんどん進化していると思うんですけど、斎藤選手も牛久選手もそんなに成長していないような感じがして。現状維持なところがあって、『挑戦』が見られないっていうか。その点、朝倉未来選手やクレベル選手は試合が挑戦的なものであったりして、見ていて楽しいんですよね。ってことはやったらもっと楽しんじゃないかなと思います」

 そうはいっても、すぐに未来戦やクレベル戦が組まれるはずがないことも山本は十分認識している。

「自分に知名度がなくて、まだまだやることはないと思うんですけど。すぐに実力も証明して、知名度もつけて、(未来やクレベルと)やりたいです」

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