荻野目洋子「こんな大人になりたくない」 新人時代のホロ苦い経験が私を強くした
「スーパーの駐車場からベストテンまで」現場で鍛えられた強いハート
「荻野目ちゃん」という呼ばれ方も新人の頃からです。きっかけはテレビ番組で初めてお会いした片岡鶴太郎さん。放送中に「荻野目ちゃん!」ていきなり呼ばれて、スタジオでドッと笑いが起きました。「ちゃん」付けで呼んでくださっただけなのに、こんなにみなさんから親しみを持って接していただけるんだって。いまだにみなさんから「荻野目ちゃん」て呼ばれるのがうれしくて。これからも街で見かけたら気軽に「荻野目ちゃん」て呼んでください(笑)。
ファンクラブのイベントや地方のキャンペーンもたくさんありましたね。全都道府県、それこそデパートの屋上からスーパーの駐車場までいろんな場所で歌いました。ハプニングもたくさんありました。当時はオープンリールというテープにカラオケの音が録音されていて、それを再生しながら歌っていたんです。
夏のとっても暑い日に屋外で歌うことになったのですが、いざ歌おうと思いオープンリールを再生したら熱でテープがデロンデロンに伸びちゃって。いつも早いテンポの「未来航海」なのに、再生したらものすごくスローテンポな「未来航海」が流れてきたんです(笑)。「うわっ! どうしよう?」って一瞬ハラハラドキドキしましたけど、それに合わせてちゃんと歌い切ることができてホッとしました。でも息継ぎがとっても大変でした(笑)。
反対に「夜のヒットスタジオ」や「ザ・ベストテン」といった歌番組ってあの頃はみんな生バンドでしたから、毎回毎回、放送時間に合わせてテンポが違って、「とにかく歌い切るんだ」って思いながらいつもより早いテンポで歌っていましたね。あの時代には相当鍛えられました。だから今は何があっても動じないです(笑)。
そんな私にとっても思い出深いデビュー記念日に、ビルボード大阪とビルボード横浜で久しぶりのライブを行います。いまだコロナ禍で大変な毎日が続いていていますが、ライブができなかった2年分を思い切り楽しみたいと思います。皆さんにもあの頃を思い出したりしながら、今の私の歌声を楽しんでいただけたらうれしいです。
□荻野目洋子(おぎのめようこ)1984年4月3日デビューシングル「未来航海-Sailing-」でデビュー。シングル「ダンシング・ヒーロー(Eat You Up)」「六本木純情派」など、数々の大ヒットを放ち、映画やドラマ、CMにも多数出演。私生活では2001年、プロテニス・プレーヤー(現・テニス解説者)の辻野隆三氏と結婚し、三姉妹に囲まれ、にぎやかな家庭を築く。22年4月1日ビルボードライブ大阪、4月3日ビルボードライブ横浜にてライブを開催。
【荻野目洋子 ビルボードライブ公演】
■ビルボードライブ大阪(1日2回公演)
開催日時:2022年4月1日(金)
1stステージ 開場午後5時、開演午後6時
2ndステージ 開場午後8時、開演午後9時
料金:
サービスエリア¥14000(プレート・グラスシャンパン付き)
カジュアルエリア¥9500(グラスシャンパン付き)
※飲食代別。
[お問い合わせ] ビルボードライブ大阪: 06-6342-7722
〒530-0001大阪市北区梅田2丁目2番22号 ハービスPLAZA ENT B2
■ビルボードライブ横浜(1日2回公演)
開催日時:2022年4月3日(日)
1stステージ 開場午後2時、開演午後3時
2ndステージ 開場午後5時、開演午後6時
料金:
サービスエリア¥14000(プレート・グラスシャンパン付き)
カジュアルエリア¥9500(グラスシャンパン付き)
※飲食代別
[お問い合わせ] ビルボードライブ横浜: 0570-05-6565
〒231-0003 神奈川県横浜市中区北仲通5丁目57番地2 KITANAKA BRICK&WHITE 1F
Billboard Live オフィシャルHP:http://www.billboard-live.com/