磯村勇斗、衝撃作「ビリーバーズ」で映画初主演「混沌とした今の時代だからこそお届けしたい」
俳優の磯村勇斗が「ビリーバーズ」(2022年7月、テアトル新宿ほか全国順次公開)で映画初主演を果たすことが分かった。
2022年7月に公開予定の衝撃の話題作「ビリーバーズ」
俳優の磯村勇斗が「ビリーバーズ」(2022年7月、テアトル新宿ほか全国順次公開)で映画初主演を果たすことが分かった。
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同作はカリスマ的人気を誇る漫画家・山本直樹が独創的な感性と世界観で“カルト”の世界に切り込み、人間の欲望をあぶり出した問題作「ビリーバーズ」(小学館)の実写映画。過激すぎる内容ゆえに実現不可能とも言われた本作が映像化される。
今までに100作以上の映像作品を手掛けてきた職人監督であり、熱烈なファンを持つ映像作家とも評される鬼才・城定秀夫がメガホンを取る。
そんな話題作の主演を磯村が務めることが分かった。磯村にとっては映画初主演。「初主演の映画が『ビリーバーズ』で良かったと心から思います。原作と脚本を読んだとき、自然とこの物語の世界を生きてみたいと感じました。俗世間と、それに対して、可能な限り欲望を削ぎ落とし、信仰する力で安住の地を求める世界。異様にも映るこちらの世界の方が純粋で、常識にとらわれている世の中の方が異常なのかもしれない。ビリーバーズで生きる人物たちは皆一生懸命です。だからこそ滑稽にも見えて笑えてくる。信仰があり、エロスがあり、不気味だけどどこか哀愁があり。人間の本能の先にあるものは何なのか。混沌とした今の時代だからこそお届けしたい作品です」と意気込んだ。
城定監督も「『オペレーター』という風変わりな役名でこの狂気の物語を力強くけん引するのが磯村勇斗さんです。食事制限で体を絞り、髪と髭を伸ばし、電気も水道もなく、虫は入るわ、雨漏りするわの安普請の劇用プレハブに撮影前から泊り込んで役作りをし、全身全霊で演じてくれた磯村さんの存在がなければこの映画は成立しませんでした」と絶賛した。