日米最強タッグ結成 マーベル版「ウルトラマン」のカバーイラストがついに公開
「ウルトラマン」シリーズの円谷プロダクションと「アベンジャーズ」シリーズのマーベル・エンターテイメントのコラボレーションコミックス「THE RISE OF ULTRAMAN(2020年出版予定)」のカバーイラストがアメリカ・シカゴで開催された「Chicago Comic & Entertainment Expo/C2E2」で公開された。
マーベル版「ウルトラマン」がシカゴのC2E2にて発表
「ウルトラマン」シリーズの円谷プロダクションと「アベンジャーズ」シリーズのマーベル・エンターテイメントのコラボレーションコミックス「THE RISE OF ULTRAMAN」(2020年出版予定)のカバーイラストが、20年2月29日(土)にアメリカ・シカゴで開催された「Chicago Comic & Entertainment Expo/C2E2」で公開された。
この日、マーベル・コミックス編集長を務めるC.B.セブルスキー氏が公開したマーベル版「THE RISE OF ULTRAMAN」のカバーイラストには、日本でもおなじみのバルタン星人やゴモラも描かれており、日本のオールドファンが歓喜するビジュアルに仕上がっている。
この「ウルトラマン」の脚本には「マイティ・モーフィン・パワーレンジャー」、「ウインター・ソルジャー」のカイル・ヒギンズ氏と「セルフ/メイド」のマット・グルーム氏が担当。作画には「アベンジャーズ」や「ファンタスティック・フォー」を手掛けたフランチェスコ・マンナ氏という、数々のマーベル作品を創作した最強のスタッフが集結することになっている。
カイル、マットの両氏は「ウルトラマン」シリーズのファン。長年愛され続けた「ウルトラマン」を原点に立ち戻すべく、放送当時のファンから新世代の幅広いに愛される「ウルトラマン」をもう一度作り上げる意欲をコメントした。
■カイル・ヒギンズ氏のコメント
「数年前、『パワーレンジャー』を手掛けたおかげで、特撮について勉強することができました。特撮の斬新さや閃き(特にウルトラマン)が、私の大きな喜びの源になっています。特撮は”可能性の塊”です。私たちが考えるスーパーヒーローの語り口まで、可能性に満ちています」
■マット・グルーム氏のコメント
「怪獣は、我々の世界の闇や恐怖の具現化として表現されてきました。しかし、円谷英二さんほど、迫りくる切実で膨大な問題として理解している人はいませんでした。彼は、私たちの頭上に迫る暗闇を摩天楼のようなものとして想像していたのではないでしょうか。それは日常とかけ離れた、未知で、怒りに満ちているものです。しかし、彼は同時に人類が巨大怪獣に立ち向かい、戦う場面も想像したのでしょう―私たちが最悪の衝動を乗り超えて、もっと高貴な存在を受け入れて。彼が想像したのは『ウルトラマン』でした。我々のいる複雑で、矛盾した、嘘まみれの社会において、『ウルトラマン』は何を意味しているのでしょう。それを、これから見つけ出していきたいです」
今回の発表に円谷プロは「昨年11月、円谷プロダクションとマーベル・コミックは、『ウルトラマン』を新しいコミックスとしてシリーズ化するという画期的なコラボレーションを発表しました。『ウルトラマン』は1960年代の誕生から不動の人気を博すヒーローであり、ワクワクさせる物語がテレビや映画、誌面に何度も描かれています。今回、マーベル・コミックもその長い歴史の1章を加筆することになります。『THE RISE OF ULTRAMAN』の第1巻に何が描かれるのか、楽しみにお待ちください!」と併せてコメントを発表した。