【カムカムエヴリバディ】NHKがオダギリジョー高評価 「素直な表情積み重ねてくれた」

女優・川栄李奈が3代目ヒロインのひなたを演じるNHKの連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜、午前8時)の第92回が11日に放送され、ひなたの父・大月錠一郎(オダギリジョー)が、ラストシーンで今にもトランペットを吹きそうな映像が放送された。るい(深津絵里)との結婚直前、突然、トランペットが吹けなくなる異変が生じた様子が1月20日に放送され、間もなくトランペッターの道を断念していた。物語上、それから約30年経過している設定。演出の松岡一史氏に、撮影の際に意識したことを取材した。

トランペットを口につける錠一郎(オダギリジョー)【写真:(C)NHK】
トランペットを口につける錠一郎(オダギリジョー)【写真:(C)NHK】

楽器を手にした錠一郎を演じたオダギリジョーの演技力

 女優・川栄李奈が3代目ヒロインのひなたを演じるNHKの連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜、午前8時)の第92回が11日に放送され、ひなたの父・大月錠一郎(オダギリジョー)が、ラストシーンで今にもトランペットを吹きそうな映像が放送された。るい(深津絵里)との結婚直前、突然、トランペットが吹けなくなる異変が生じた様子が1月20日に放送され、間もなくトランペッターの道を断念していた。物語上、それから約30年経過している設定。演出の松岡一史氏に、撮影の際に意識したことを取材した。

「錠一郎の表情が秀逸で、自然にリアクションをする中、姉弟げんかをする2人(ひなたと桃太郎)に対し、自分はどうしたらいいかという表情を、ただ驚いている表情からあの行動までオダギリさんは自然にやられていた。ある種、そこの出口のために、その場、その場の素直な表情を積み重ねてくださっていました。自然な形で収めていくことを意識していました。トランペットはどこにあったんだと突っ込まれるかなと思いながらやっていました(笑)」

 2月2日の放送で子どもたちが野球をする川原のベンチで楽譜をメモ書きするシーンがあり、錠一郎が音楽を続けていることを暗示しているようにも思えた。また今回登場したトランペットも、さほど古びた感じはせず、手入れがされているようにも見えた。ネタばらしになるため、詳細は明かしてくれなかったが、ネット上では、錠一郎は仕事に就くでもなく、店は妻に任せ、何十年も何をしていたのだろうという声も上がっていた。3月14日からの第20週で謎が明かされるはず。注目したい。

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